はじめに
先日AnthropicからClaude Haiku 4.5がリリースされました。
このモデルはコーディング品質では Sonnet 4.5 とほぼ同等の性能を持っており、特定のタスクでは上回るともされています。その上コストは非常に安価であり、AIコーディングにかかる費用を大幅に抑えることができます。
早速試してみようと思ったところ、ちょうどAWSの環境が手元(?)にあったため、claudecode(Bedrock)でHaiku4.5を使う方法で試してみようと思いました。
claude code(Bedrock)でHaiku4.5を使う方法
今回はCLIから使う方法とVSCode拡張機能から使う方法の2つをまとめていきます。
CLIから使う方法
claude code で Bedrock の Haiku4.5 を使うには、いくつか方法がありますが,今回はclaude codeの設定ファイルを変更してHaiku4.5を使う方法を紹介します。
1. AWS CLIでBedrockにアクセスできるように設定
詳しくは以下の公式ドキュメントを参照してください。
https://docs.aws.amazon.com/ja_jp/cli/latest/userguide/cli-configure-sso.html
まずはAWS CLIでBedrockにアクセスできるように設定します。
aws configure sso
いくつか入力が求められるので、適宜入力してください。
SSO session name (Recommended): {なんでも良いです}
SSO start URL [None]: https://d-xxxxxxxxxx.awsapps.com/start {awsに登録しているSSOのURL}
SSO region [None]: ap-northeast-1 {SSOのリージョン}
SSO registration scopes [None]: sso:account:access
ここまで入力すると、ブラウザが開いて認証が走ります。
その後、ログインするアカウントとロール、リージョンを選択します。
There are 2 AWS accounts available to you.
Using the account ID 123456789012
The only role available to you is: AdministratorAccess
Default Client Region [ap-northeast-1]: ap-northeast-1
Default output format [None]: json
CLI profile name [None]: {プロファイル名を入力します}
プロファイルが作成されたら、以下のコマンドでログインします。
aws sso login --profile {プロファイル名}
ブラウザが開いて認証が走ります。認証が完了したら、Bedrock へアクセスできるようになります。
2. claude codeの設定ファイルを編集
claude codeの設定ファイルを編集して、Haiku4.5を使うように設定します。
{
"model": "jp.anthropic.claude-haiku-4-5-20251001-v1:0",
"awsAuthRefresh": "aws sso login --profile {プロファイル名}",
"env": {
"CLAUDE_CODE_USE_BEDROCK": "1",
"AWS_REGION": "ap-northeast-1",
"AWS_PROFILE": "{プロファイル名}s"
}
}
私は日本リージョンのモデルを使いたかったので、モデル名に jp. がついているものを指定しました。
利用可能なモデルはAWS Bedrockのコンソールの「クロスリージョン推論」の項目から確認できます。
3. Haiku4.5を使ってみる
設定が完了したら、以下のコマンドでHaiku4.5を使ってみます。
claude
可愛いキャラクターの下が「Haiku 4.5 ・API Usage Billing」になっていれば成功です。
VSCode拡張機能から使う方法
続けて、VSCode拡張機能からHaiku4.5を使う方法を紹介します。
詳しい設定方法は公式ドキュメントを参照してください。
1. VSCode拡張機能の設定をインストール
VSCodeの拡張機能設定で「Claude」と検索して一番上のものをインストールするだけです。
2. 拡張機能の設定を編集
インストールしただけではBedrockのHaiku4.5は使えないので、vscodeの設定ファイルを編集します。
左下の歯車アイコンをクリックして「設定」を選択します。
その後、右上の「設定(JSON)を開く」アイコンをクリックして設定ファイルを開き、以下の内容を追記します。
{
"claudeCode.SelectModel": "jp.anthropic.claude-haiku-4-5-20251001-v1:0",
"claudeCode.environmentVariables": [
{
"name": "CLAUDE_CODE_USE_BEDROCK",
"value": "1"
},
{
"name": "AWS_REGION",
"value": "ap-northeast-1"
},
{
"name": "AWS_PROFILE",
"value": "{プロファイル名}"
}
]
}
3. Haiku4.5を使ってみる
設定が完了したら、VSCodeのファイルの右側にClaudeアイコンが出ているはずなので、そこをクリックしてHaiku4.5を使ってみます。
Haiku 4.5 に切り替わっているみたいですね。(/model コマンドでも確認できます。)
さらに最新のモデルのリマインドも忘れない。これはしごでき。
おわりに
今回はclaude code(Bedrock)でHaiku4.5を使う方法を紹介しました。
Haiku4.5は非常にコストパフォーマンスが高く、コーディングタスクに非常に適しているため、ぜひ試してみてください。
(さて、これのおかげでクラウドコストとして会社に計上できるぞ!…冗談です。)




