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TableauAdvent Calendar 2021

Day 11

Data Saber 〜初弟子をとってみて編〜

Last updated at Posted at 2021-12-12

##はじめに
所属している組織からの縁もあり、今回弟子をとらせていただく機会をいただきました。
DataSaber認定をいただき半年が経ち、初めての弟子がDataSaber認定されるまでの活動をまとめさせていただきます。
初弟子を取ろうか迷っている方、DataSaber認定を目指す方の何かのヒントになると嬉しいです。

###目次

  1. DATA Saberとは
  2. 弟子の試練
  3. 振り返り
  4. 今後に向けて...

####1.DATA Saberとは
#####DataSaberって何?
以前こちらの記事(Data Saberを目指す)の中で「DataSaberとは」をまとめているので措置を確認いただければと思います。

ここで端的に触れておくとDataSaberとは
「データ分析というテーマに対して手段やツールを中心として考えず、文化としてどう根付かせるのかを考える人材」
と思っています。
そのきっかけとしてTableauというツールベースで試練が組まれていますが、上記考え方をモットーに楽しくいろんな活動をしている集団がDataSaberのコミュニティとなります。

#####師匠・弟子って何?
DataSaber認定を受けるために試練にチャレンジをしていただくのですが、エントリーには師匠が必要となります。
チャレンジをサポートする人 → 師匠(DataSaber)
チャレンジをする人 → 弟子(Apprentice)
仕事やプライベートで交流がある師匠でも構いませんし、DataSaberサイトに開示されているDataSaberでも特に師弟の関係に条件はないです。
DataSaberは全員Public Communityに対する耐性が高いメンバー(認定試練の中で鍛えられる)なので、知り合いがいない方でも活動に興味がある方はコンタクトをとってもらえればと存じます。

※僕へのコンタクトは以下のいずれかでいただければと思います。
【Facebook】【Twitter】【Qiita】


####2.弟子の試練
#####■弟子の試練開始まで
試練を開始するまでに以下を行いました。
- 弟子との対話
- 師匠としての資料確認
- 師匠としての目標設定  ※実際には行っておらず、やるべきだったと反省

それぞれについて記載をすると
弟子との対話
主には「認定の説明」「チャレンジへの意志」「スケジュール」について弟子(この時点では候補)と会話をさせていただきました。
特に「チャレンジへの意思」は重要だと思っており、90日間にも及ぶ仕事などと並行するには重ための試練にチャレンジするためにはそれなりのモチベーションが無ければ難しいです。
そのためこのチャレンジの意思が本人の動機であるのか、目指したい方向・キャリアに本当にこの認定が役立つのかなどをこの対話で確認すべきかと思います。
認定の説明は自分自身のブログをベースに概要を説明し、スケジュールは業務繁忙などを考慮した時期の相談をしました。

師匠としての資料確認
弟子を迎えるにあたって、過去に自分が取り組んだ資料や苦労した点など振り返る作業をしました。
僕は過去に取り組んだ内容をブログとしてまとめたり、メモを残していたのでその内容を確認しました。
目的としては弟子へのアドバイスや自分自身が試練に取り組むときに師匠にフォローをしてもらえて良かったことを伝えたいと思ったためです。
こちらは個人的にはかなり役立ったので、もしこれから試練に挑戦する人がいれば記録しておくことをお勧めまします。

師匠としての目標設定
これは反省のところにも書きますが、弟子を育成するにあたり師匠としての目標を設けるべきだと思います。
理由としてはこの制度の活動は弟子(Apprentice)のための活動ではありますが、弟子だけのものではなく師匠としての成長を期待する制度でもあるからです。
どうしても本制度の最終的なゴールがApprenticeがDataSaberになることとなっている(厳密にはDataSaberになることが目的ではないため語弊があるが)ため、弟子の活動にフォーカスが当たってしまうが師匠もまだ未熟である。
そのため、DataSaberとしてさらなる成長をするために師匠という視点で身につけるもの、学習する目標を立てることは必要だと思いました。
そのため、「◯◯に自信を持った弟子を育成する。そのために私自身も〇〇を鍛えサポートできるようになる」「私も〇〇に課題があるため、弟子と一緒に◯◯を鍛える」など何かしらの目標は持つことで弟子にとっても、自分にとってもより有意義な活動期間になるかと思います。

#####■弟子の試練中
弟子の試練期間は週に1回30分〜1時間くらいの弟子と会話する時間を設けて、スケジュール・進捗・悩みを話す会を設けました。
進捗管理の目安としては
 技術試練を45日くらいで完了
 コミュニティ試練は45日時点では活動の計画が完了している(会を開催する場合は開催日が決まっている)
くらいで遅ければフォローするような管理をしてました。

また、僕と同タイミングで弟子を受け入れたDataSaberのメンバーと一緒に育成をしていたため、上記の話す会は共同で行い、進捗などは比較しながら取り込みました。
可能であれば同時期のApprenticeがいる場合は交流をした方がいいと思いました。
理由としては2点ほどあり、
  ・比較相手がいることで弟子自身の主体性がより活性化される。
  ・いろんな考え方に増えることができ、師弟ともにいい学びが増える。
同時期のApprenticeについてはDataSaberサイトで確認ができるので師匠同士で話をするのが良いかと思います。
※僕は弟子自体がそもそも交流がある状態だったため結果的に、、というきっかけでした。

Ordのフォローについては答えは絶対に教えず設問についてディスカッションをする形を取りました。
主に別師弟と四人で話す形で進めました。
ただ、Ord10(Zen問答)についてはもっと色んな人とディスカッションをして欲しかったので、Mikaさんが定期的に開催してくださっていたディスカション会に参加してもらいました。(僕自身も一緒に参加)
弟子たちからも他のApprenticeと会話するのは刺激的でたのしかったとの声をいただけたので、この交流はぜひお勧めします。

コミュニティ課題については私の弟子は所属している組織に対する活動とViz共有、ブログ作成であったため自主的に活動してもらいました。
Vizなどについてはより良い共有とするためのFBなどコメントをこまめにさせていただきましたが、それ以外は相談ベースでフォローをしました。

技術試験、口頭試問については事前に師匠の資料を確認し準備しました。
詳しい手順はその資料に記載のため詳細はここで記入は控えます。
一つだけ記載をすると口頭試問については問題をあらかじめ試験の1週間前ほどから準備しました。
内容は必要な力量を図るテーマを中心に、私自身が重要と思っている、DataSaberとして身につけるべきだと考えた設問を作成しました。

#####■弟子の試練終了後
弟子の試練終了後は(僕の弟子は無事認定されました)技術試験や口頭試問、試練の活動におけるFBをさせていただきました。
弟子自身の目指す姿や今後の活動などを1時間ほど対話させていただきました。
今後は対等な関係でお互いのキャリアや活動に刺激し合える状態が継続できればと考えていたため、対話の中でそういった話をさせていただきました。


####3.振り返り
#####■感想
初めての弟子をとってみて自身の未熟さを再確認しました。
データ分析について、Tableauについて理解ができているつもりでも、言葉でアウトプットする際に詰まったり、弟子が理解できるまでの説明ができなかったり、、、
まだまだ知識や理解が足りない、アウトプットする力が不足しているなと感じました。
ただ、逆に自分自身の考え方や課題も改めて再認識できた良い機会でした。
同じ志を持ったメンバーとディスカッションする中で自分の考えを言語化することで、なんとなく思っていたことの背景や軸などが明確となりました。
このような機会を得るという意味でも認定にトライをするApprenticeだけの試練ではなく、相互にメリットがある師弟制度は素晴らしいなと感じました。

#####■反省
っと、順風満帆な活動ができたかのようなまとめになっていますが、全然そうではありませんでした。
具体的には
 ・ 本活動は弟子のものと思ってしまっており、途中まで完全に受け身の姿勢で取り組んでしまっていた。
 ・ 各課題でFBは行ったものの一方的な会話となっており、FBの意図や納得ができたのかなど十分なディスカションができていなかった。
 ・ 技術試験や口頭試問をして弟子の課題に気付いた部分が多くあった。
などです。

幸い優秀な弟子のおかげで認定はされましたが、完全に師匠としては不十分な成果だったと反省です。
今回は上記に気づくことができた回と反省し、次回以降の弟子にはより有意義な時間を過ごしてもらう、刺激・学びが与えられる師匠となれるよう努めたいと思います。


####4.今後に向けて...
弟子をとる活動自体は継続していきたいなと考えています。
上記のようなまだまだ未熟者のDataSaberではありますが、一つでも多くの学びを提供できるように努める次第ですのでもしDataSaber認定に興味がある人がいれば気軽に声をかけてもらえればと思います。

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