初心者エンジニア向け学習リソース総まとめです。
対象読者
主に初心者エンジニア(インフラ・アプリ問わず)向けです。
インフラ3年/アプリ15年経験したうえでの私個人の思想ですが、 アプリ開発者であってもプログラミング言語だけではなくインフラの仕組みまで知るべきだし、インフラもアプリを知るべきだと思っています。
双方の担当が一方の領域に踏み込んでスキルを身につけることで、例えばインフラ担当であればインフラ運用の自動化でアプリスキルを使うだろうし、アプリ担当はクラウド環境でサーバレス環境構築して開発したりと双方の境界があいまいになりつつあると思います。このことから、幅広く知ることは現場力の強化のために必要なことだと考えています。
インフラ担当、アプリ担当、いずれも幅広い領域の学習をおすすめします。
ツール
Excel
私自身よく使うショートカットが記載あったので紹介させていただきました。
他にもググればいくらでも出てきます。
Excelを学ぶ理由
どんな現場でも使うOffice製品。その中でもエンジニアが最もお世話になるのがExcelです。データ加工、成果物(設計書、調査資料、etc)、ツール(VBA)、など登場する場面が複数あり、わたしの過去の現場どこに行っても活用していました。その中でも、 特に使うのはショートカットです。 徐々に使いながら手になじませつつ覚えていくのがおすすめです。
ショートカット集はWebサイト・チートシート・Youtubeなど複数あるため、色々試して自分の使い方にあてはめていくと良いと思います。
Microsoft Copilot(AI)による操作もできますが、未だに手作業ショートカット加工のほうが爆速でデータ加工できるので、(CSV貼り付けとヘッダ加工・フィルタリングで20秒くらい)まだまだ現役で使える技術です。
サクラエディタ
このエディタも、どの現場に行ってもデフォルトでインストールされていました。Excelと組み合わせることで強力なデータ加工ツールになります。また、リッチなIDEなど使えない場合でも活躍します。
10年以上のエンジニア(アプリ・インフラ双方)の経験からですが、リッチなエディタと様々な個人向けカスタマイズは非常に便利になるものの、PCが交換になったり、他人の端末(あるいは客先からの貸与端末)を使うときに 全くの役立たずに早変わりしてしまうリスクがあります。 代わりにシンプル軽量かつどの現場にもあるツールの使い方を身に着けておくことで、スキルを応用でき安定したパフォーマンスを出せます。よって、サクラエディタの学習は今後の生産性向上につながります。(少なくとも私は学んでよかったと思います。)
また、併せて後述する「正規表現」も学ぶことで、テキスト加工の幅が広がります。個人的には正規表現も必修だと思ってます。
正規表現(サクラエディタ)
サクラエディタ公式のヘルプです。
正規表現とは、複数の文字列のパターンを一つの文字列で表現する手法です。たとえば「*」は複数の文字列を指します。何が便利かといえば、大量のデータ・ソースコードの中から特定の個所を探したいとき(検索)あるいは、特定の文字を一気に変換したいときに使います。現場でもほぼ毎日のように使います。インフラであればコマンドの加工、手順書の修正、シェルのコーディング。アプリは設計書修正、テストデータ作成・加工、コーディング。あらゆる場面で利用することになります。サクラエディタに限らず、複数のエディタで利用でき、おおよそ構文は同様であるため、覚えておいて損はないです。
Linux
Linux標準教科書
言わずもがな、すでにVer4を超えて更新され続けている昔からあるドキュメント。体系立てて説明されており、ハンズオンで実施できるため身に付きやすいです。
インフラエンジニアが主に触りますが、アプリ担当であってもデータ投入、ファイル配置、といった場面でOSに乗り込んで操作するという場面が多分にあります。現場でLinuxを使うようであれば触ってみるのが良いと思います。
後述するハンズオン環境を利用することで、インストール、設定などの手間なく気軽に学習を始められます。
Penguin Gym Linux
前述の標準教科書と合わせて、さらにハンズオンで試す環境のハードルを下げています。問題に対して正解のコマンドを実行すると正誤判定が行われて次の課題に進めるという形式です。正誤判定の記録はブラウザのローカルストレージに保存されるため、ブラウザを閉じても続きから始められます。
SQL
Oracle Free SQL(旧:Oracle Live SQL)
ブラウザから直接SQLの実行を開始できます。環境はOracle Databaseになるため、現場で使うミドルウェアと合致しない場合はSQLの構文の微妙な違いには注意が必要ですが、基本的な学習環境には非常に有用です。すでにサンプルのテーブルが存在している状態から触れます。
Cloudサービス
AWS Black Belt Online Seminar 資料
サービス名で検索すると資料を閲覧できます。AWSは最も資料が充実していますが、その中でも図表が豊富で視覚的にわかりやすく、サービスごとに丁寧に説明されているためおすすめです。PDFのスライド資料と、動画も掲載されています。体系的に全体を学ぶには不向きですので、初心者向けの書籍を1冊買ったうえでサポートに利用するのが最もおすすめです。
Azure 技術資料インデックス
Azure技術資料リンク集(GitHub)です。説明を下記に抜粋します。
日本マイクロソフトの社員が作成してネット上に公開している日本語の Azure 技術情報へのポインタを、有志の社員が取りまとめてリスト化・公開しているものです。
Oracle Cloud Infrastructure 活用資料集
(あまり需要はないかもしれませんが)前述のAWSの資料と似た資料集で、サービスごとにスライドと動画がそろっています。
プログラミング
paiza.io オンライン実行環境
様々な言語をオンライン(ブラウザだけ)で実行できます。実際の現場ではOS、フレームワーク、プログラムを実行する環境のバージョンなどの組み合わせを考慮する必要がありますが、そういったことを気にせず気軽に実行できる環境として有用だと思います。
勉強会
connpass
エンジニアをつなぐIT勉強会支援プラットフォームと、うたっている通り各領域のプロフェッショナルなエンジニアさんが勉強会を開いてくれています。利用に際しては会員登録が必要です。無料オンライン枠もあれば、有料/現地必須もあるので、無料のものを探してください。
例えば”Python”で検索すると、直近で 多い日だと1日で17件 も勉強会が開かれています。
体系的に学ぶには不向きですが、同じ世代で登壇し話しているエンジニアなんかを見ると、モチベーションアップと、視野を広げることにはつながると思います。
その他
情報源が少ない言語やソフトウェア
方法: 公式マニュアルをAIに分析させる。
これに尽きます。
やりようは様々ですが、いくつかご紹介します。
1.Gemini Notebook
公式マニュアルのリンクを Gemini Notebook(旧:NotebookLM) に渡して解説させることで、様々な形式の説明資料を作ってくれます。音声解説が個人的には聞き流しもできて、対話形式でわかりやすく好きです。生成精度も日進月歩ですのでお試しください。
2.Manus
スライド作成が得意なAIです。使用にはクレジットが必要で、1日あたり300クレジットが無料でチャージされ利用できます。一つのテーマ(プログラミング言語でPython、とか)で初心者向けの資料を作るように指示すると1スライド40クレジット~ くらいで生成してくれます。
例えば、下記のようなプロンプトで実行してみます。
こんな感じで作成を開始します。
スライドができました。消費したクレジットは12スライドで285でした。
(おまけ)無料AIに依頼する限界
生成するソースコードが500行を超えてくると品質が悪くなるか、そもそも出力できなくなるのが無料AIの限界のようです。(正しくはトークンで計算されますが、割愛)
参考記事 をご参照ください。
学習リソースとしては少々心もとないです。3千円程度で強力なサポートを得られます。本を何冊か買うよりも安いので、課金しても間違いなく費用対効果は良いです。私はGeminiを愛用していますが、最近はどのAIでも遜色ないと思います。
最後に(随時更新していきます!!)
今回は初心者エンジニア向けの王道 ”無料学習リソース” をまとめました。
この記事は、今後も良いリソースを見つけ次第、随時アップデートしていく予定です。ブックマークしておいてもらえると便利に使えると思います。
また、「このサイトもわかりやすくてオススメだよ!」という有用な情報や、ご要望があれば、ぜひコメント欄で教えてもらえると嬉しいです。


