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継続というのはそれ自体が特異なことなのだと思いながらAtCoder全ユーザのコンテスト参加回数をグラフにしてみた

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Supershipの名畑です。ウルトラマンブレーザーを見ていると「ウィルコ」って言いたくなりますよね。あと、先日放送された第6話「侵略のオーロラ」のあらすじの「ヤスノブはコインランドリーの洗濯乾燥機『クルル』へ日頃の思いをぼやいていた」が事実だけれどシュールすぎる。

はじめに

AtCoderについての記事です。そもそもAtCoderや競技プログラミングを知らないという方はこちらの過去記事をご覧ください。

AtCoderでは毎週のようにコンテストが開催されています。

コンテストに参加するのって、疲れるわけです。
約2時間集中するし、しかも、望んだ結果が出るとは限らない。

挑戦してratingが下がると「せっかく休日の夜を費やしたのにな」「こんなことなら飲みの誘いを受けておけばよかったな」とネガティブになりもします。
別にこんなことやっても実務で役に立たないし」「こんなのプログラミングの勝負じゃなくて数学の勝負だよ」なんて、やめる理由もいくらでも用意できます。

だからこそ私は「継続できるというのはそれだけで特別なこと」だと思っています。
継続は力なり」ということわざのさらに一つ前の段階での話です。

継続は手段であって目的ではないでしょうが、それでも、認められるべきなんじゃないかなって。

ということで今回はAtCoderの全ユーザのコンテスト参加回数を可視化することで「継続している人がどれだけ稀少なのか」を調べてみました。

前提

  • 2023年8月19日のAtCoder Beginner Contest 315(ABC 315)終了時点のAlgorithmのユーザ一覧にアカウントがある方
    • つまりABC 315より後の参加情報は対象外です
  • 対象ユーザの参加数(これまでに何度コンテストに挑んだか)をすべてカウントしました

あと、そもそもとして、わざわざ休日の夜を費やしている時点で熱意があるので、1回だけの方も世の中一般的には特異なのではないかと思います。

結果

横軸が参加数、棒グラフがユーザ数、折れ線グラフが累積割合を示しています。

atcoder_try.png

表にすると下記です。

参加数 ユーザ数 累積比率(%)
1 54512 30.60
2 22569 43.27
3 13986 51.12
4 10024 56.75
5 7989 61.23
6 6468 64.87
7 5456 67.93
8 4780 70.61
9 4112 72.92
10 3681 74.99
11 3211 76.79
12 2860 78.39
13 2592 79.85
14 2340 81.16
15 2236 82.42
16 1958 83.52
17 1783 84.52
18 1688 85.47
19 1572 86.35
20 1371 87.12
21 1317 87.86
22 1209 88.54
23 1035 89.12
24 1005 89.68
25 929 90.20
26 847 90.68
27 804 91.13
28 833 91.60
29 683 91.98
30 642 92.34
31 612 92.69
32 537 92.99
33 515 93.28
34 518 93.57
35 464 93.83
36 479 94.10
37 436 94.34
38 425 94.58
39 409 94.81
40 381 95.02
41 326 95.21
42 335 95.39
43 324 95.58
44 272 95.73
45 269 95.88
46 273 96.03
47 249 96.17
48 239 96.31
49 252 96.45
50 208 96.56
51 217 96.69
52 205 96.80
53 189 96.91
54 162 97.00
55 172 97.10
56 182 97.20
57 162 97.29
58 140 97.37
59 107 97.43
60 147 97.51
61 125 97.58
62 133 97.65
63 128 97.73
64 118 97.79
65 125 97.86
66 108 97.92
67 90 97.97
68 102 98.03
69 97 98.09
70 95 98.14
71 80 98.18
72 76 98.23
73 56 98.26
74 72 98.30
75 80 98.34
76 78 98.39
77 67 98.42
78 76 98.47
79 69 98.51
80 55 98.54
81 80 98.58
82 63 98.62
83 74 98.66
84 46 98.68
85 50 98.71
86 55 98.74
87 60 98.78
88 52 98.81
89 40 98.83
90 67 98.87
91 49 98.89
92 47 98.92
93 43 98.94
94 48 98.97
95 33 98.99
96 35 99.01
97 48 99.04
98 47 99.06
99 43 99.09
100以上 1626 100.00
  • 1回のみの参加者が全体の30%を占めている
  • 3回以下の参加者で全体の50%を占めている
  • 8回以下の参加者で全体の70%を占めている
  • 14回以下の参加者で全体の80%を占めている
  • 25回以下の参加者で全体の90%を占めている
  • 97回以上参加しているのは全体の1%未満である

つまり、4回挑戦している時点ですでに少数側となります。

2桁回数以上挑戦している人は全体の約27%しかいないわけです。

やはり、継続している時点で、それは稀な方だってことだと思います。

最後に

AtCoderのコンテスト参加を継続している方を見つけたときには「この人は特別な人だ」と思うようにします。

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