これは AI レビューなしの人力書き殴り記事です。気になる点あればコメントください。
みなさま Google ADK 触っていますか?Google ADK は 2025 年 4 月にリリースされた、LLM エージェント開発用のフレームワークです。
yaml でエージェントを定義したり、GUI で エージェントを使ったりなど、low code や
no code でエージェントを作れる機能も登場しています。
他にも LLM エージェントをつくるなら、LangChain や Mastra、n8n なんかも選択肢に上がってくるかもしれません。加えて、多くの SaaS やクラウドプラットフォームがエージェントを大量に提供してくれています。
そんな中で、コードを書く意義はどこにあるのでしょうか?
新世界をつくる
これに尽きます。LLM で仕事が終わる新世界、つくりませんか?
クラウドプラットフォームが提供する機能の多くは、いつ何を実行するかがある程度制限されることで便利に使えています。Google ADK のような high code ツールは私たちに自由を与えてくれます。
新世界の LLM エージェントは 5 Ws において、どのような制約を許容できるでしょうか。
| 項目 | 目指したい世界観 |
|---|---|
| When | 常に |
| Where | どこでも |
| Who | 誰でも |
| What | 全ての仕事を |
| How | 代行する |
これらを達成するエージェントを各種 SaaS や クラウドプラットフォームは提供してくれるでしょうか。おそらく、No でしょう。直近数ヶ月では、自動運転レベル 2 のようなドライバー主体の機能が、1-2 年で、レベル 3 の特定条件下のシステム主体の機能が出てくるにとどまると私は予想します。
早く、レベル 3 やレベル 4 の世界つくりませんか?
high code なら、多くの制約条件を取り除くことが可能です 💸。
少しだけ各項目で目指す世界観を深掘りしてみましょう。
When
いつ、あなたのエージェントは実行したいですか?1 日 1 回で満足ですか?プラットフォームの与えるトリガー条件で充足しますか?
理想的には、常に稼働していてほしいはずです。聞かなくても考え続け、聞く前に考え終わっている方が人間の待ち時間は少なくなるでしょう。
あるいは、暗黙的なトリガーで動く場合もあるでしょう。人間がチャットツールに悩みっぽいものを投下したら稼働し、応答してくれるというのも有効かもしれません。
Where
あなたのエージェントは、プラットフォームの上で実行されれば十分でしょうか?ネットワーク的に切り離されたリソースにアクセスしたいといった要件がつくことはありませんか?
理想的にはエージェントはポータブルでありながら、必要なリソースの近くにあって効率よく各種リソースにアクセスしてもらいたいですね。
Who
ある仕事を理想的にこなしてくれるエージェントができたら、誰の代わりに仕事をしてもらいましょうか。
事前認可した人間、立ち会って認可できる人間、彼らに限らず、全ての仕事をしてもらいたいですよね。もしかすると、エージェントの仕事領域に関わる全ての仕事をしてもらえるような組織再設計が必要になるかもしれません。
What
特定の仕事領域で動けるエージェントができたら、その周辺領域を含めた仕事を全てやってもらいましょう。プラットフォーマーのエージェントは周辺領域までまとめて担ってくれるでしょうか。
"全て" を定義するための知識が、明文化されているとも限りません。それを実行できるだけのリソースは自ら確保する必要がありそうです。
How
仕事は嫌ですよね、丸ごと変わってほしいですよね。その結果はどう報告してほしいでしょうか。社内固有のカスタマイズは一切不要でしょうか。
過渡期において、"なじませる" ための薄い実装は必要そうです。いずれは不要でしょうが、接合部の自由度はあると安心です。
Google ADK
新世界と Google ADK に何か関係ある?と思われた方も多いでしょう。
Google ADK は Google サービスと極めて親和性高くつくられたフレームワークです。Google の Gemini、Google の検索、Google Workspace のアプリケーション群、Google Cloud のスケーラビリティ、全ての恩恵を受けることができます。これらを活用することで、制約条件を減らし、より遠い新世界を目指すことが可能です。
まとめ
制約の少ない high code を活用して、新世界を一緒につくりましょう。
新世界のエージェントに似つかわしくない制約はどんどん壊していきましょう。
いずれは、low code でも実現できる日が来るのでしょう。
一般人が開拓に参加できるのは今だけかもしれません。
新世界、一緒につくりませんか?