仮想通貨ライブラリ ccxt
Node.jsを使う機会があったので、そのまま仮想通貨自動取引Botを自作することにしました。今回は軽く板情報取得までの流れを掲載します。
そもそもccxtとは
ccxtは、様々な仮想通貨取引所のAPIをまとめたライブラリです。
ccxtについては様々な記事で詳しく紹介されているのでそちらを参照してください。
今回はJavaScriptでccxtを使ってみたので、サンプルソースを掲載します。
取引所はBitflyerを利用しているので、その他の取引所を利用している場合はソースが異なる場合があります。
1. ccxtライブラリの導入
Node.jsでは、パッケージ管理システムのnpmを利用してライブラリの導入を行います。
今回はccxtのライブラリを使用するので、導入する際は以下のコマンドを打ちます。
npm install ccxt
2. ライブラリを読み込む
以下はソースコードに記述するものになります。
const ccxt = require('ccxt');
3. ccxtクラスのインスタンスを生成する
ccxtクラスを使用するためのインスタンスを生成します。
// bitflyer
const bitflyer = new ccxt.bitflyer({
apiKey: "取引所のAPIキー",
secret: "APIシークレットキー"
});
4. 取引所の板情報を取得する
Bitflyerの取引所から板情報を取得するメソッドを使ってみました。
注意しなければならないのが、ループ処理などではJavaScriptの非同期処理を待つ必要があります。
楽なのでasync/awaitでPromiseを制御することにします。
(async ()=>{
while (true) {
tick = await bitflyer.fetchTicker('FX_BTC_JPY');
}
})();
コード
まとめるとこのようなコードになります
const ccxt = require('ccxt');
// bitflyer
const bitflyer = new ccxt.bitflyer({
apiKey: "取引所のAPIキー",
secret: "APIシークレットキー"
});
(async ()=>{
while (true) {
tick = await bitflyer.fetchTicker('FX_BTC_JPY');
}
})();