転職活動中の面接で、統計検定の話が結構出てきました。統計検定に受かっているか否かは、別にすごく重視してるわけではないけど、分析職の人はなんだかんだでみんな取ってる…そんな印象の試験です。来年中に2級まで取得したいと考えていまして、とりあえず今年中に3級チャレンジしておきました。
受験状況
- 勉強期間:3週間
- 受験日:2021年12月
- 使用教材
- 公式問題集 日本統計学会公式認定 統計検定 3級・4級 公式問題集[2017〜2019]1
- サイト 2021年6月試験の過去問
- 市販テキスト 統計学がわかるファーストブック(ハンバーガー本)
- 市販テキスト 数学ガールの秘密ノート やさしい統計
- 費用合計:12200円
- 書籍代3冊:4800円(2000円+中古1150円+1650円)
- 持ち込み用電卓 CASIO MW-12GT-N:1400円
- 受験料:6000円
使用教材と勉強方法
10月にいったん勉強しかけて時が経過、再び11月半ばになってギアがかかりました。まず2019年11月の過去問を軽くやり、どういった内容の学習が必要そうか把握しました。
四分位範囲?標準偏差?分散?なレベルだったので「数学ガールの秘密ノート やさしい統計」第1章~第3章まで再び読み、基礎部分の理解に努めました。
第1章 グラフのトリック
第2章 平らに均す平均
第3章 偏差値の驚き
-引用「数学ガールの秘密ノート やさしい統計」CONTENTS
その後、すぐに過去問演習に入りました。ほぼ時間ははからず、ゆっくりでいいから解けるかを重視して取り組みました。過去問を解く中でわからない知識や計算が出てきたら、その時にインプット&もう一度何も見ずに解いてみることで身につけました。
日本統計学会公式認定 統計検定 3級・4級 公式問題集[2017〜2019]
過去問は2017年~2019年、それぞれ6月と11月を一通り解きました。
2017年~2019年を解き終わった段階で、2020年4月から出題範囲が変更(プラスで追加された範囲がある)されていることに気が付きました。公式問題集をよく見ると、前の方のページに「新出題範囲の例題」が17題載っていました(xiii~xxiiiページ)。思ったより難しくて苦戦。解説を読んでも理解できない箇所もあり、だいぶ困りました。
調べてみると、新出題範囲に対応した教材が統計検定公式HPで配布されていることを知り、とりあえず読んでみたのですが、いまいち理解しきれません。
- 統計検定 3級|新出題範囲対応教材・例題集|統計検定:Japan Statistical Society Certificate
- 統計検定3級 新出題範囲表に対応した教材と例題集を掲載しました|統計検定:Japan Statistical Society Certificate
ここで、いったんハンバーガー本を読むことにしました。ハンバーガー屋のポテトを例に、平易な言葉で解説されていて、多少理解が深まりました。後半は3級の範囲から外れる部分もあったので、適宜流しつつ読みました。
再び公式問題集の新出題範囲の例題を解いて、おおまかを理解できたところで、忘れていた2021年6月の過去問を解きました。持っている公式問題集が2017~2019年度だったので、より新しい年度も解いておきたかったからです。公式がネット上に公開している問題と解答を利用しました。
公式が上げているのは問題と答えのみで解説がありませんでした。解説は下記のQiita記事などを参考にしました。
過去問2周目は回し切れず、ここでタイムアップでした。1周目のときに印をつけてあった気になる問題だけ、試験会場へ向かう電車の中で見直して、試験を受けました。
統計検定3級の試験会場@オデッセイ テスティングセンター有楽町
直前に予約して座席が空いていた有楽町のテスティングセンターで受験しました。数学系の試験をCBT式で行うのは思った以上にやりずらかったです。グラフや表など画面で表示されているので書き込みできないし、グラフのどこを見てたのかすぐ見失います。
本番では時間が足りなくなり、ラストの問題に入ったところで残り2分でした。試験終了の数秒前にやっと解答し終わったので、あやうくタイムオーバーになりそうでした。時間配分は要注意です。
試験結果
- 合格
- 85点 / 100点(合格基準は65点)
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最新版で[2018~2021]の問題集が発売されていますが、2020年は掲載がなく、さらに2021年も6月分の掲載しかありません。そのため[2017〜2019]版を買い、ウェブ公開されている2021年6月度を印刷して対応した方が良いと考えました。 ↩