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ジョブの実行履歴からパスワードなどの機密情報を隠す

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はじめに

以前、こちらの「Workbot for Microsoft Teams でパスワード入力 を行う」の記事で、Teams の画面からパスワードの入力を受け取る方法をご紹介しました。

しかし、ジョブの実行履歴を開くと入力されたパスワードが見えてしまいます。
image.png

レシピの運用を行っているオペレーターに、パスワードが見えてしまうのは好ましくありません。ジョブの実行履歴から、このような機密情報を隠す方法はないでしょうか?

データマスキング (Mask data) を使えばジョブの実行履歴で機密情報を隠すことが可能

Workatoには、ジョブの実行履歴から各ステップの入出力の情報をマスクするデータマスキング機能があります。

データマスキングを行う手順

マスクしたいステップで、[Mask data] を有効化

トリガー、またはアクションの [...]メニュー から、[Mask data] のスイッチをオンにします。

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データマスキングを有効化した場合のジョブの実行履歴

データマスキングを有効にすると、このように入出力情報がマスクされ、非表示になります。

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デバッグに必要な情報はロガーアクションを追加して残しておく

データマスキングを有効にすると、有効化したステップの入出力すべてが非表示になります。そのため、デバッグなどに必要な情報は、別途ロガーアクションを追加して、実行履歴に残すことをおすすめします。

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まとめ

まとめると、以下のようになります。

  • データマスキング(Mask data) 機能を使うことで、トリガー/アクションの入出力の結果を非表示にすることが可能
  • デバッグなどに必要な情報は、別途ロガーアクションを追加し実行履歴に残しておく

おわりに

いかがでしょうか? データマスキング(Mask data) を活用することで、パスワードなどの機密情報についても安心してデータ連携が可能となります。なお、このデータマスキング機能は、プランによって利用可否が異なりますのでご注意ください。

Workato の導入・導入後の活用などでお困りの場合、Workato リセラーにご相談する方法もございます。お困りごとがございましたら、認定リセラーの日立ソリューションズへ是非ご相談ください。

参考リンク

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