4日朝に Vue.js #1 アドベント カレンダーを見たら3日のぶんが空いていたので急遽書きました。
私は .vue
ファイルを静的検証するための ESLint Plugin を開発しています。
- eslint-plugin-vue
- ( ESLint についてはこちら: ESLint 最初の一歩 )
このプラグインを使うと、.vue
ファイルのテンプレート部分について、リアルタイムで構文エラーを検出したり、v-bind
等のディレクティブの使い方が間違っていたときに指摘してくれたりします。また、公式の Vue.js スタイルガイド に沿うように自動成形することもできます。
🏃 試してみる
eslint-plugin-vue
を簡単に試してみるために、オンライン デモがあります (1度アクセスすれば、以後はオフラインでも使えます)。ここでコードを入力して、どのようなエラーが出るのか、どのように自動修正が働くのかを確認することができます。
このオンライン デモ自体も、もちろん Vue.js で作られています 😉
💿 インストール
npm を利用してインストールします。
$ npm install --save-dev eslint eslint-plugin-vue
📖 使い方
他の ESLint Plugin と同様に、ESLint の設定ファイルを書いて使います。例えばこんな感じ。
{
"extends": [
"eslint:recommended",
"plugin:vue/recommended"
],
"rules": {
"semi": "error",
"indent": ["error", 2],
"quotes": ["error", "single"]
}
}
そして、Glob パターンで対象ファイルを指定します。
$ ./node_modules/.bin/eslint "src/**/*.{js,vue}"
Visual Studio Code で使う
Visual Studio Code には Vetur という Vue.js のための優れた拡張機能があるので、利用している方も多いのではないでしょうか。
Visual Studio Code で、.vue
ファイルに ESLint 静的検証を行うには、少し追加の設定が必要です。
- VSCode ESLint 拡張機能をインストールする
- ユーザー設定を開き、
.vue
ファイルでVSCode ESLint
拡張機能が動作するよう設定する
{
"eslint.validate": [
"javascript",
{"autoFix": true, "language": "vue"}
]
}
🍻 貢献する
eslint-plugin-vue
はまだまだ開発途上でして、一緒に開発してくれる仲間を募集しています。
Issues を見て、実装できそうなルールを作って頂ければ嬉しいです。
以上。