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日本語プログラミング言語 Mind(マインド)Advent Calendar 2024

Day 20

Windows11でPureMindPro5.2(16bitMSDOS版)を動かす方法(ステップ3 Mind8ソースコンパイル実行)

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はじめに

前回記事で16bitMSDOS環境としてMS-DOS Playerを使用してPureMindPro5.2コンパイラによるサンプルソースのコンパイルと実行に成功しましたので、今回はMind8ソースのコンパイル実行を行ってみます。

前提条件

Windows11 Pro 22H2 22621.4169
puremind kihon 5.2 
MS-DOS Player

MS-DOS Player

MS-DOS Playerは下記のサイトからダウンロードできます。

ダウンロードしたmsdos.7zを解凍するとbinaryフォルダの中にプロセッサ環境別のMS-DOSPlayerが格納されています。フォルダ構成はたいへんお手数ですが初回記事を参照してください。

puremind kihon 5.2 

PureMind-KIHON-and-DOSV.zipを解凍してできるKIHONSET#1の構成もたいへんお手数ですがはたいへんお手数ですが初回記事を参照してください。

ターゲット環境のMS-DOS Playerをbinフォルダにコピー

BINフォルダ内のPMIND.COMがコンパイラ本体にあたりますので、ここにターゲット環境i286_x86のMS-DOS Player実行ファイルmsdos.exeをコピーしてあります。

サンプルソースをbinフォルダに解凍

KIHONSET#1フォルダ配下にはsampleフォルダにサンプルソースのアーカイブがあります。前回無事に解凍できましたが、binフォルダにソースを展開してしまいました。これはこれでパスの記述が減るのでこのままでよしといたします。今回のお題のMind8ソースファイルもここにコピーしてコンパイルしてみます。

お題のソースコード

今回のお題のMind8ソースファイルは昨年のMindアドベントカレンダー2023の下記の記事で使ったコードです。

こちらのソースコードではC#とJavaとMindの実行時間を計測していますが、ソースコードの書き味や各言語のdefaultの最適化状態はさほど気にしておりませんので、あくまで参考値として公開しておりました。

countup.src
    メインとは
        countMaxは 変数
        countは 変数
        合否は 変数

        startTimeは 変数
        stopTimeは 変数
        spanTimeは 変数
        
        起動引数個数が ゼロ?
        ならば countMaxに 0を 入れ
        つぎに
        起動引数(1)を 数値変換し countMaxと 合否に 入れ
        合否が 偽?
        ならば countMaxに 0を 入れ
        つぎに

        ※開始時間(秒)
        日時を値で得る startTimeに 入れる
        countに 0を 入れ
        ここから
          countが countMax 以上 ならば 打ち切り
                つぎに

            countを 一つ増加し
        繰り返し
        
        ※終了時間(秒)
        日時を値で得る stopTimeに 入れる
        stopTimeから startTimeを 引き 1000を 掛け spanTimeに 入れる
        「処理回数: 」と countを 文字列変換し 合成し 「回」を 合成し
        一行表示し
        「処理時間: 」と spanTimeを 文字列変換し 合成し 「ミリ秒」を 合成し
        一行表示すること。

では、このコードをKIHONSET#1\binフォルダにコピーしてコンパイル実行してみます。Mind7とMind8で確か処理単語の引数の書き方に非互換があったかと思いますが、上記記事は一本書きなのでたぶんだいじょうぶ。

C:\PureMind-KIHON-and-DOSV\KIHONSET\#1\BIN>dir countup.src

2024/12/21  12:37             1,020 countup.src
               1 個のファイル               1,020 バイト

MS-DOS Player(i286-x86)配下でのコンパイル実行

では、とりあえずcountup.srcをコンパイルしてみます。

C:\PureMind-KIHON-and-DOSV\KIHONSET\#1\BIN>msdos pmind countup ..\lib\hfile

日本語プログラミング言語  PureMindPRO  Version 5.2
             Copyright(C)1989 Rigy Corporation

コンパイル中 - 終了。
6 個のエラーが有ります。

うっうう、思ったよりエラーがでました。

C:\PureMind-KIHON-and-DOSV\KIHONSET\#1\BIN>type countup.inf
COUNTUP.SRC 10 行目でエラー。 行内容は、
        起動引数個数が ゼロ?
      要因1:"起動引数個数"は未定義の単語です。

COUNTUP.SRC 13 行目でエラー。 行内容は、
        起動引数(1)を 数値変換し countMaxと 合否に 入れ
      要因1:かっこ表記に誤りが有ります。
      要因2:"起動引数"は未定義の単語です。

COUNTUP.SRC 19 行目でエラー。 行内容は、
        日時を値で得る startTimeに 入れる
      要因1:"日時を値で得"は未定義の単語です。

COUNTUP.SRC 29 行目でエラー。 行内容は、
        日時を値で得る stopTimeに 入れる
      要因1:"日時を値で得"は未定義の単語です。

COUNTUP.SRC 32 行目でエラー。 行内容は、
        一行表示し
      要因1:"一行表示"は未定義の単語です。

6 個のエラーが有ります。
Next code addr=7DB0H  Next data addr=1A60H

つづく

次回で、非互換の処理単語をMind5互換単語に書き換えてみます。

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