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・たまにはこういう記事もいいかも

筆者は、Qiitaを備忘録として活用している。
備忘録とは、自分が忘れないようにするため・・・という前置きを置いて自分が困っているのだからほかの人も困っているだろうの精神で解決方法を書くエンジニアの文化である。

備忘録は全エンジニアにとっての生命線であり、誰かの備忘録は時を超えて自分を救ってくれる。
筆者は、多大な恩を受けたからにはその恩に対して自ら備忘録を書くという形で報いたいと考えている。

時に、筆者は常日頃から、インフラを勉強する機会が少ないと考えている。
「スクールに通えば経験ゼロでもエンジニアに!」なんて言うものが目につくがそれはプログラマーやデザイナー向けのものがほとんどである。

せっかく「Qiita Engineer Festa 2024」がやっているんだから今日は備忘録から離れてインフラエンジニアの勉強方法について、少しだけ解説していくことにする。

・この記事の注記

この記事では細かな手順を記載しない。あくまで考え方を説明する記事である。
気になった単語があれば、Googleの検索窓に入力してみることをお勧めする。

・インフラエンジニアに必要なもの

システムインフラを仕事で扱うために必要なものは実はあまりない。
結局のところ、
1.Officeシリーズ
2.エディタ
3.SSHソフト
4.ブラウザ
5.リモートデスクトップ接続
6.サーバー(オンプレの仕事であれば)
7.ネットワーク機器(ネットワークの仕事であれば)
があれば仕事は完ぺきに遂行ができる。

・じゃあ勉強するために必要なものは?

以上が仕事をするために必要なものであるがじゃあ勉強に必要なものは?と聞かれたらOfficeは設計書を書くためのものなのでそれを外すとしても結局はこれなのである。
1.エディタ
2.SSHソフト
3.ブラウザ
4.リモートデスクトップ接続
5.サーバー(オンプレの仕事であれば)
6.ネットワーク機器(ネットワークの仕事であれば)
ex.ドメイン(インフラについて勉強するならドメインは用意したほうがいい。自宅で勉強するなら無料のDDNSでいい)
これだけを用意すればオンプレの勉強だってAWSなどクラウドの勉強だってネットワークの勉強だって出来てしまうわけである。

・CCNAとかの資格勉強はしなくていいのかって?

初めての人は資格勉強をしたほうがいいという話を聞くが、実機を触ってから勉強すると一気にインプットが進むためぜひ実機を触ることをオススメする。

・ソフトは安いし分かった。でもサーバー機器は?

さあ勉強しよう!となってもオンプレサーバーやネットワーク機器は高いしクラウドは月額がかかるんでしょ?と思われるかもしれない。
たしかに業務用サーバー機器は高い。平気で何百万円もする。でもサーバーというのは「serve」つまりサービスを「提供」すればサーバーである。Minecraftのサーバーをパソコンで立てれば立派なサーバーである。

だから低スペックのPCを買ってそれをサーバーとして勉強に使用する!とするのが一番コスパいいわけである。(筆者はよくベアボーンPCやラズパイを推奨している)

だからと言ってそのPCがWindows11では意味がない。業務で使用するサーバにWindows11を入れることは無い。(シンクライアントのホストサーバは除く)

この世のサーバはWindowsServerやRed Hat Enterprise Linux(RHEL)で動いている。WindowsServerはOSだけで10万以上するから、まぁ勉強にRHEL(無料)を買ったPCに入れてみる。

これだけであなたは 「自分でサーバを構築した」 と言い張れるわけである。

・ネットワーク

ネットワーク機器もCISCOやYAMAHAのルーター・スイッチを見てみれば、やっぱり「うっ」となる金額である。

だが、よくよく考えてみてほしい。ルーターは各家庭にあるではないか。あれも立派なルーターである。
十分ネットワークについて勉強することが出来る。

深くネットワークについて勉強したいならヤフオクに行くことをお勧めする。駆け出しでも十分出せるような1万円未満で機器が売っている。

・じゃあクラウドは?

ここまでの説明はオンプレに関する記載であったがではクラウドはどうだろうか?

実はオンプレと考え方は変わらない。
安いプランを契約して、サーバー用のOSを入れればいいだけである。それで完成だ。

・機器をそろえたぞ!何をすればいい?

機器を揃えたらいよいよ勉強が出来る。
しかし、システムインフラというのは「インフラを勉強をする!」というやり方では勉強を行うことが出来ない。

なぜなら先ほども言ったがサーバは「Serve」つまりサービスを提供しなければ意味がない。
だから、「~のサービスを提供するために仕組みを勉強する!」という気持ちで臨まなければならない。

サービスと言っても色々あるが代表例で言えば、
・自分だけのメールサービスを立ててみる!
・WebサイトをWebサーバから立てて運用してみたい!
・ファイルサーバを作っていろんなものを入れたい!
・GitHubは恥ずかしいから自分専用のGitに仕舞いたい!
・Twitterみたいな自由にイラストを投稿したり交流できるSNSであるMisskeyを運用したい![PR]
などなど、挙げればキリがないがこれらをどんどんと叶えていった結果、体に染みつくのがインフラの勉強方法だと筆者は思っている。

・終わりに

以上がシステムインフラの勉強を開始するまでのささやかな解説である。
どちらかと言えば日記のようになってしまったがまあ仕方ない。
「Qiita engineer-festa 2024」に浮かれて書きなぐったのだから多めに見てもらえるとありがたい。

そして未来のインフラエンジニアが、筆者が備忘で書いた他記事の備忘録に恩を感じる日が来たらとても素晴らしいことである。

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