『7日間ハッキング:TryHackMeで学ぶサイバーセキュリティ』のご紹介
この本は、サイバーセキュリティ学習プラットフォーム「TryHackMe」を使い、7日間でハッキングを体験するユニークなガイドブックです。
私の開発環境とセットアップでの挑戦
私は Windows 11 をホストOSとし、Hyper-V 上に Kali Linux を構築して学習を進めました。
環境構築には少々手こずりました。
以前、Hyper-Vのクイック作成や仮想マシンのインストールは経験があったため、スムーズに進むだろうと考えていましたが、インストール中にエラーが頻発し、どの手法でもうまくいきませんでした。
最終的には、Hyper-V用の一式に含まれている install-vm.bat
を利用することで解決しました。
画面上にはエラーのような表示が出ましたが、無事に仮想マシンとして追加されており、起動させることができました。
Day 1:ハッキングの入り口、そしてLinux学習の新たな形
初日の大半は環境セットアップに費やされます。
正直なところ、TryHackMeのDay 1は「ハッキング」というよりも準備段階の印象が強いです。
しかし、驚いたのはその学習体験の面白さです。
一般的なLinux学習よりもはるかに面白いと感じました。
Linuxの学習は、漠然とした目的になりがちで、どちらかというと座学に近いイメージがありますよね。
しかしこの本では、本編を進めるという明確な目的があるため、それに付随して必要なコマンドを自然と学ぶことができます。
「せっかくだからこのコマンドも使ってみよう」といった形で、楽しみながら手を動かすことができるのです。
ある程度のLinuxの知識がある方であれば、「言葉は知っているけれど、実際に使ったことはあまりない」といったコマンドを体験しつつ、本編を存分に楽しめるのではないでしょうか。
Day 1だけでも、非常に充実した、お得な気分を味わうことができました。
今回のまとめ
今回は技術的な詳細というよりも、この本の魅力をご紹介しました。
具体的なハッキングの手順やコマンドは調べればいくらでも出てきますが、それだけでは伝えきれない、人間的な「楽しさ」に焦点を当ててみました。
この本を通して、サイバーセキュリティの世界に足を踏み入れてみませんか?