はじめに
Blue Prism の開発では、頻繁にワークキューを利用しますが、セキュリティ上の観点からなのか、その中身のデータ(アイテムデータ)をコントロールルームで簡単に確認する方法は提供されていません(僅かに「キー項目」が確認できるだけです)。
この記事では、アイテムを処理対象としてロックすることなく、中身を確認する方法を説明します。
方法
手順はとても簡単で、下記の通りです。
- 保留中のアイテムIDのコレクションを取得する
- 取得したアイテムIDを使って、アイテムデータの中身を取得する
実装済みのプロセスは下記の通りです。
- 「ワークキュー :: 保留中のアイテムを取得」 アクションで、保留中のアイテムIDのコレクションを取得しています。
- ループの中で 「ワークキュー :: アイテムデータを取得」 アクションで、アイテムの中身を取得しています。
※ 「ワークキュー :: 次のアイテムを取得」だと、処理対象としてロックもかかってしまうのですが、上記手順だと(下図のように)副作用なく、アイテムデータの中身を確認することができます。