はじめに
昨今、CursorやClaudecodeのようなAIツールがModel Context Protocol(mcp)と連携することで、さまざまなツールとの協調が可能になりました。弊社でもDevinを使って業務効率化を図ってきましたが、今回、Devinがmcpと連携できるようになったので、その使用感と連携方法を本記事で共有したいと思います。
本記事では、DevinやModel Context Protocol(mcp)そのものの詳細な説明は割愛し、Devinとmcpの連携設定に焦点を当てて解説します。それぞれの基礎知識については、公式ドキュメントなどをご参照ください。
Devinとmcpの連携
CursorやClaudecodeの場合jsonなどで連携情報を設定・管理しますが、
Devinの場合はMarketplaceとして既にmcp連携できる各種サービスがブラウザ上で一覧として存在しており設定の少ないものであれば有効化するだけでmcp連携が可能になっております。
Marketplaceに存在しないものはMCPの設定を追加することができるので新しくAWS Diagram MCP Serverを追加します。
Deep wikiを使った構成図
Devinにリポジトリを読み込ませるとリポジトリの情報を元にさまざまなドキュメントを作成してくれます。
terraformのコードを元に構成図も作成し図の精度も高いのでこれと比較して同じコードでどのような図ができるか確認していきます。
設定箇所について
DevinにログインしブラウザからSetting→MCP Marketplaceの順でMarketplaceの画面が確認できます。
- Marketplace上にAdd Your Ownという項目があり選択することでmcpの設定をすることができます
- 各種設定画面にmcpの情報と実行コマンドを入力します
- 設定の各種項目はこちら
| 項目 | 値 | 内容 |
|---|---|---|
| Server Name | test aws diagrams | mcpの名前 |
| Transport Type | STDIO | 今回はコマンドベースで実行するのでSTDIOを選択 |
| Icon | 今回は設定無し | Marketplaceで表示させる為のアイコン |
| Short Description | 説明をここに追記 | 説明 |
| Secrets | 今回は設定無し | devin上にキーやTokenを入力 |
| Command | /home/ubuntu/.local/bin/uv | MCPを介して実行するコマンド |
| Arguments | tool run awslabs.aws-diagram-mcp-server | コマンドの引数 |
| Environment Variables | FASTMCP_LOG_LEVEL: ERROR | 環境変数 |
- 設定後の画面はこのようになります。問題なければSave changesを選択します
- Save changes選択後に接続テストを行う為Test listing toolsを実行します
テスト失敗例

リンクのView full outputからログを確認することができるのでの原因の調査に活用ができます。
テスト成功例
MCPの接続が問題なく成功したら隣のUse MCPでmcpを実行してみます。

プロンプトにテスト用の文言が入った状態でDevin Sessionに画面遷移するのでDeepwikiで参照したterraformコードのリポジトリを選択し[⇨]を選択します。

Devinが作成した構成図
構成図の結果はこちらです。AWSのアイコン使用して構成図が作成できてますね。
AWSのアイコンは複数種類が存在していると思うのですが、プロンプトに情報を伝えることで他の種類のアイコンでも作ってもらうことができました。
感想
terraformコードを元に構成図を作成することでコードで実装していなかった部分なども図で確認できるようになりました。
他のシステムとの連携については既にIntegrationsでJiraと連携することができたのですが、
Jira以外のもNotionMCPと連携してNotion上でタスク管理したりなどDevinにmcp連携機能が追加されこれで依頼できる幅が更に広がったかと思います。






