はじめに
皆さんはじめまして、筋トレ太郎と申します。
1~2年かけて、Microsoft PowerPlatform資格(PL-900,200,300,400,500,600)を全て取得しましたので、今回は各試験の難易度や対策方法についてご紹介をしようと思います!
PL系の試験体系と難易度について
私が受験したのは以下6つの試験になります。
- PL-900 : Power Platform Fundamentals
- PL-200 : Power Platform 機能コンサルタント アソシエイト
- PL-300 : Power BI データアナリスト アソシエイト資格
- PL-400 : Power Platform 開発者 アソシエイト
- PL-500 : Power Automate RPA Developer Associate
- PL-600 : Power Platform ソリューション アーキテクト エキスパート
それぞれの試験を概要レベルで説明すると、まず試験の内容で大きく2つに分類できます。
1. PowerPlatformの全般的な知識を問う試験 :
- PL-900
- PL-200
- PL-400
- PL-600
2. 特定の製品の知識を問う試験 :
- PL-300(Power BI)
- PL-500(Power Automate)
「全般的な知識を問う試験と、特定の製品知識を問う試験がある」というのは押さえていただければと思います。
また、それぞれの試験の難易度は、Microsoftが提示している難易度順に書くと
PL-900 < PL-200 = PL-300 = PL-400 = PL-500 ≦ PL-600
ですが、受験してみた個人の感覚だと
PL-900 < PL-200 = PL-500 < PL-300 < PL-600 < PL-400
という順番でした。
PL-900は、いわゆる入門編でPowerPlatformについての基礎的な知識が問われますので、比較的難易度は低めだと思います。
PL-200は、PL-900を少し難しくした試験となっていました。
PL-200に関しては、実務経験がある方でも、試験用の勉強をしないと合格は難しいかなと感じるレベルでした。
また、PL-300,500は、その製品を触っていればすでに知っていることも多いため、人によっては、難易度の順番が変わるかと思います。
(受験時点で、PowerAutomateとPowerBIの実務経験がどちらもありましたが、PowerAutomateを触っている時間のほうが長かったので、この順番としております。)
PL-400と600については、PL-600の方が上位資格なのですが、個人的にはPL-400のほうが難しく感じました。
理由としては、PL-600はPowerPlatform製品すべてが出題範囲なので、「広く浅く」出題されるのに対し、PL-400は出題範囲が少し絞られているため、「狭く深く」出題されるからです。
(ただ、PL-400を勉強しているときのほうが「へぇ~、そんなことできるんだ~」というような気付きは多かったです。)
ちなみにPL-600以外の試験は、順不同で受験することができますが、PL-600については、PL-200かPL-400に合格していないと受験することができない上位資格となっています。
試験対策方法
試験対策方法ですが、私は以下の2STEPで対策をしました。
STEP1 : MS Learnでの学習
幸いなことに、Microsoft公式サイトの方で試験範囲の教材はまとまっておりますので、まずはそちらを読み進めました。
「実際に実装してみましょう」系のトレーニングもありますので、1回もその製品に触れたことがない人は、試してみることをお勧めします。
(PL-900は座学だけでも取得できるかと思いますが、PL-200以降は実際に触ったことがないと合格は厳しいかなと個人的には思いました。)
STEP2 : 問題集での学習
どのような試験問題が出されるかについても、MS公式の方で練習問題が解けるようにはなっていますが、正直これを解くだけで合格することはかなり難しいと感じました。
なので、ネットに転がっている過去問を解くことをおススメします。
検索するといくつか出てくるので、使いやすいサイトを使うのがよいと思います。
ちなみに、私が使用したのは「Japan IT Study」というサイトです。
PL-900からPL-600までの、問題集が全て掲載されていて、似たような問題がかなり出ました。
また、このサイトは各問題に解説があるので、効率的に学習できたかなと思います。
一部の問題は無料で見ることができましたので、実際にどんな形式で出題されるかだけでも確認しておくとよいかもしれません。
最後に
試験料が、各試験約2万円と決して安くはないので、しっかり試験対策して臨んでいただきたいと思います。(落ちるたびに、かなり凹みました笑)
できるだけ早く合格したい気持ちはとても分かりますが、資格試験は合格までの時間を競っているわけではありませんので、合格するための投資(時間・お金)は惜しまないようにするのがよいかなと思います。
個人的には、今回の一連の資格取得で一番の収穫だったのは、「勉強癖がついたこと」かなと思いますので、皆さんもこれを機に資格取得を通じて、勉強する習慣をつけてみてはいかがでしょうか。
長くなりましたが、ここまでお読みいただきありがとうございました!


