Proxmox上のKali LinuxのCTをGUIで操作する

Last updated at 2024-11-15Posted at 2024-11-14

はじめに

前回の記事の続き
せっかくだしGUIでいじってみたくなったため、備忘録として書き記す

前提条件

前回の記事を参照。

Microsoft Remote Desktop をインストールしておく
基本的にrootで作業をするので、非rootユーザーで作業する場合は sudo をつけること
筆者のキーボードレイアウトはUS配列であるため、JISキーボードの場合はその対応をすること

作業

CLI環境のCTをクローン

ここは新規CT作成でも良いが、日本語設定やらタイムゾーン設定を二重でしたくないので、すでに設定済みのCTをクローンする。

GUI環境で動かすので、メモリやらなにやらを増やす。ここはお好みで。
筆者はよくわからないのでとりあえず増やしてみた、という感じ。

日本語環境、タイムゾーンの設定

ひとまずアップデートとアップグレードをする。

# apt update
# apt upgrade

以下のコマンドを入力し、しばらく待つ。
終わったらrebootし、変更されているか確認する。
日本語環境対応は、筆者の環境ではどちらかのコマンドでうまくいった。

# apt install task-japanese task-japanese-desktop
# localectl set-locale LANG=ja_JP.UTF-8
or
# update-locale LANG=ja_JP.UTF-8
# timedatectl set-timezone Asia/Tokyo
# reboot

以下のコマンドの出力で設定を確認する。
以下は出力例。

# localectl
System Locale: LANG=ja_JP.UTF-8
    VC Keymap: (unset)         
   X11 Layout: us
    X11 Model: pc105

# timedatectl
               Local time: 木 2024-11-14 17:10:00 JST
           Universal time: 木 2024-11-14 08:10:00 UTC
                 RTC time: n/a
                Time zone: Asia/Tokyo (JST, +0900)
System clock synchronized: yes
              NTP service: inactive
          RTC in local TZ: no

デスクトップ環境のインストール

引用

LXC コンテナは画面を持たないので、もちろんフレームバッファもない。
そのため、リモートフレームバッファを作る。自分は外出時には GPD Pocket 2 を使うので、VNC より Windows リモートデスクトップで繋ぎたい。
そのため、xrdp を導入し、xvnc セッションに RDP 接続できるようにする。

上記引用より、xrdpをインストールし、リスタートする。
必要なら enable もする。

# apt install xrdp
# systemctl restart xrdp

ここを参考に以下のコマンドを入力。
xfce4をインストールする。

# apt install xfce4 xfce4-goodies
# echo "xfce4-session" > ~/.xsession

実際にRDPしてみる

# ip a

で対象コンテナのIPアドレスを取得する。

本当はコンテナのIPアドレスを固定したほうが良い（主にRDP接続のとき）。
DHCPサーバーから戻ってきたIPアドレスを固定する方法を知っている方は教えてください。

Add PC から接続に必要な情報を設定していく。
筆者はとりあえず以下の設定をした。

以下のとおり聞かれるので、Connect を押下。
必要なら Don't ask again for this PC にチェック。

無事に接続できた。

おまけ

参考文献

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