はじめに
この度、令和7年度春季に行われたネットワークスペシャリストを受験してきましたので、受験までの勉強方法や受験までに重視していた点についてご紹介しようと思います。
自分の情報
- 令和4年度の秋期に行われた応用情報技術者試験に合格
- 大学では情報工学を専攻し、2023年3月に大学院の修士課程を修了
- 令和6年度の秋期に行われたデータベーススペシャリスト試験を受験(残念ながら不合格、、)
受験のきっかけ
- ネットワークのプロトコルについて知っておくと、今後のプロジェクトで設計を行う際の基盤にできると考えたこと
勉強を通じて得られたこと
- ネットワークプロトコルで何をしているか
- ネットワーク構築の知識(DNSレコードの書き方や通信経路の冗長化の方法など)
学習方法
午前I対策
今回は試験免除が切れてしまったので、午前I試験を受験する必要がありました。
試験内容は応用情報技術者試験の午前問題のような問題が抜粋されて出題されているようです。
当初は過去に受験した応用情報技術者試験の勉強貯金で勉強無しで合格できると思ったのですが、
試しに1年分の過去問を受験したところ、割合としては66点で危なかったため、安全を取るため本格的に対策を行いました。
結果的には、過去問5年分と応用情報技術者試験ドットコム様の過去問道場で140問ほど解答しました。
午前II対策
午前II試験は本格的にネットワークに関する問題が選択式で出題されます。
- ネットワークスペシャリスト 合格教本を一通り読んでネットワーク周りの知識をつける
-
ネットワークスペシャリストドットコム様の過去問道場を使用して選択式の問題に慣れる
の順序で対策を進めました。
2.については問題の解説が見られるようになるのでプレミアムメンバーシップ(月額490円)に入会しました。
結果的には間違えた問題の解き直しも含め、400問近く解いて本番に挑みました。
午後I、午後II対策
合格教本を読むだけではどの分野が勉強不足なのか判断を付けられなかったため、過去問を解くことに集中しました。
5年分にあたる午後I試験(15問)、午後II試験(10問)の過去問を解き、勉強が足りない分野が分かるようにしました。
この結果、問題ごとにも傾向があるように感じました。例えば、
- 問1の(1)の問題は穴埋め式であり、傾向的に出やすく、以下は2、3回問題内で問われることがあった。
- DHCPリレーエージェント
- フラッディング
- SNMP Trap
- 各大問単位のうち、出やすい分野が顕著にあり、以下は2、3回問われることがあった。
- BGP
- OSPF
- VRRP
午後Iは3問中2問、午後IIは2問中1問解ければよいため、本試験ではよく出題される分野を抑えておくことが重要だと感じました。
また、文章を記述する問題にも傾向があるように感じました。
個人的に感じた傾向は以下となります。
- 約80~85%は問題の中にヒントがあるので、この内容に基づいて回答する
- 約15~20%は問題の中には無く、自分で新規に回答する(例えば「対処法の例を述べよ」といった問題など)
問題の問いを読み前者と後者の問題のうちのどちらに当てはまるかを肌感覚として識別できれば回答スピードは速くなると思いました。
結果
結果発表は2025年7月3日のため、少々お待ちを、、、