はじめに
今回はテンプレートアプリについて記載していきます。
結構使います。
テンプレートアプリ
特にSWAアプリにおいて、画面の作りによってCreate App IntegrationやBrows App Catalog(OIN)から作成できない、作成してもまともに動作しないものもあります。
そういったアプリについてはBrowse App Catalogからテンプレートアプリを選択して作成することで対応できることがあります。
今回は以下のテンプレートについて記載します。
- Template Plugin App
- Template Plugin App 3 Fields
- Template Two Page Plugin App
- Template Basic Auth App]
- Template Frame Plugin App
- Bookmark App
Template Plugin App
ログイン画面にID/PW入力欄とログインボタンがある場合に使用します。
ちょうどOktaのログイン画面みたいな感じです。
アプリ作成時には以下の項目を設定する必要があります。
- Login URL
- Username field
- Password field
- Login button
- Checkbox
- Checkboxは設定必須ではありません。
- 設定することでチェックを入れられるようになります。
Template Plugin App 3 Fields
ID/PWに加えて会社コードなど追加項目が存在している場合に使用します。
例えば以下のような画面です。
アプリ作成時には以下の項目を設定する必要があります。
- Login URL
- Username field
- Password field
- Extra field selector
- 追加項目のCSS Selectorを指定します。
- Extra field value
- 追加項目の値を指定します。
- 例の画面だと企業IDの値を入力します。
- Login button
Template Two Page Plugin App
IDを入力して次の画面に遷移し、パスワードを入力してログインするように2つの画面に分かれている場合に使用します。
Googleのログイン画面みたいな感じです。
アプリ作成時には以下の項目を設定する必要があります。
- Login URL
- Password page URL
- Username field
- Next button
- Password field
- Submit button
Template Basic Auth App
Basic認証の画面の場合に使用します。
サンプル画面ないかなーと思いましたが心当たりがなかったので割愛。
アプリ作成時には以下の項目を設定する必要があります。
- URL
- ログイン画面のURL
- Auth URL
- Basic認証のURL
Template Frame Plugin App
ログイン画面がiframeに埋め込まれている場合に使用します。
こちらも心当たりがなかったのでサンプル画面は割愛。
アプリ作成時には以下の項目を設定する必要があります。
- Login URL
- Frame URL
- Username field
- Password
- Login button
Bookmark App
URLをOktaアプリとして作成します。
例えばログインが必要ない社内のポータルサイトなどを登録しておくとOktaから簡単にアクセスできるようになるので便利です。
アプリ作成時には以下の項目を設定する必要があります。
- URL
Bookmark AppにはSAMLでの使い道もあります。
それは、SP-Initiatedにしか対応していないサービスの場合に有効な方法があります。
SP-Initiatedの場合、サービスのURLからログインする必要がありますが、そのログインURLをBookmark AppとしてOktaに登録しておくことで、疑似的にIdP-Initiatedのようにログインすることができるようになります。
これによって、Oktaのダッシュボード/ブラウザプラグインにアプリを集約することができます。
CSS Selectorの指定
じゃぁどうやって各ユーザーフィールドを指定するのか。
Copy CSS SelectorというChrome拡張を使うと右クリックで値を取得できるのでお勧めです。
自分で確認して設定したい方はChromeの開発者ツールを使って確認してください。
さいごに
いろいろなログイン画面をOktaに登録してみると使い方がわかってくると思います。
社内開発のWeb画面なども登録できるのでぜひやってみてください。