はじめに
2025年10月にAWS認定ソリューションアーキテクト-アソシエイト(以下、SAA)を受験して合格しました。
9月から勉強を開始したので、学習期間としては約1.5ヶ月程度となります。
受験前のレベル感
- エンジニア歴:3年弱(主に PHP / Laravel のバックエンド)
- AWS 実務:ほぼなし(たまに CloudWatch Logs を見る程度)
- AWS 資格:なし
- その他 IT 資格:基本情報技術者
結果
合格ライン720点に対して、ある程度余裕を持って合格できました。
なぜ受けようと思ったか
Lambda関数をpythonで記述する業務の担当になり、その際にその周辺のAWS環境をもっと理解したいと感じたためです。
どうせ勉強するなら資格で理解度を計測しようと思い、設計に関するSAAの試験を受けました。
また次のような条件に近い合格体験が少なく、同じ状況の方へ役立つ知見をシェアしたいと考え記事を書きました。
- 業務でAWSにログインする機会がほぼない
- クラウドプラクティショナー(CLF)未取得
勉強方法(全体像)
どのように勉強を進めたのかを具体的にまとめます。
合格体験記を調べる
合格した方の使用した学習教材がほぼ以下の3つであることが分かりました。
- Udemy:SAA-C03 短期突破講座(演習300問)
- ping-t:AWS ソリューションアーキテクト – アソシエイト(SAA-C03)
- Udemy:SAA 模擬試験 6回分(計390問)
学習の順序は、①Udemy短期突破 → ②ping-t → ③Udemy模擬 の順で行っている方が多かったです。
また①Udemy短期突破の補助教材として紙の参考書を使用する方もいました。
(↓ 最も使用されていたのはこちらで白本と呼ばれていました)
① Udemy:短期突破講座(300問)
2倍速で視聴したという合格体験記が多く、私も最終的に2倍速に落ち着きました。
全体像の把握が目的であるため、理解できていなくても先に進むことを重視しました。
動画が15時間(倍速で7~8時間)もあるので、付属の確認テストも先に進むこと重視で行いました。
(※後述するping-tが優秀であるため、確認テストも時間をかけない判断で合っていた気がします)
AWS経験の少ない私は「解説を読むための単語力の強化」が目下の課題なので頻出の単語をピックアップしてくれるこの教材との相性は良かったと思います。
またUdemy短期突破講座よりもう一段階簡単な教材を補助で挟みたくて探した結果、以下の書籍を導入段階で読んだのはとても参考になりました。
② ping-t
各教材のうち最も合格に近づけてくれたのがこのサービスだと感じます。
以下の点でUdemyより優れていると感じました。
- スマホ学習の快適さ(移動・スキマ時間で進めやすい)
- 間違い問題だけの再出題が簡単
- 不正解選択肢の解説が厚い(理解が定着しやすい)
- 選択肢が毎回シャッフル(位置記憶対策になる)
- 本試験レベルに近い(Udemy模擬はやや難しめというレビューが多数)
注意点としてネットには無料という記事が多いですが、2025年8月から有料化されています。
有料化したこともあり、最初私は費用と時間を節約して「①Udemy短期突破 → ③Udemy模擬」の順で挑もうとしたところ負荷が高すぎて非効率な時間を経験しました。
遠回りになりましたが、その後「②ping-t」を挟んだ方が少ない負荷で大きなリターンがありました。
↑2ヶ月プランで契約して3週間後の10/13に合格というのは嬉しい誤算でした
ping-tの使い方(私の場合)
-
未出題を 0 にするまで 10問セットで回す
(5/10/20/50問などの塊を選べますが、10問×反復が一番集中しやすかったです) -
未出題が 0 になったら ミスのみに絞って 0 になるまで潰す
-
仕上げ手前で 「【試験レベル】Well-Architected Frameworkに基づいた設計」 に挑戦
→ ここも ミス 0 まで回す
③ Udemy:模擬試験(6回分 390問)
- 本番で720点が合格ラインなので、5回分を 72% 以上になるまで回しました
- 選択肢の位置が固定なので、短期間で再挑戦すると 位置で覚えてしまうのが難点
- ミス問題だけ再挑戦する際は 2画面を並列に表示するなど、ユーザー側で工夫が必要でした
学習の流れ(私のおすすめ)
- Udemy 短期突破講座(倍速で全体像と用語力を獲得)
- ping-t(未出題→ミス 0、仕上げ前に「試験レベル」もミス 0 まで)
- Udemy 模擬(模試で 72% 以上を安定させる)
失敗談:②を飛ばして③にいきなり挑むと、難度と疲弊が大きく非効率でした。
おわりに
「ping-t を使わず Udemy 模擬で2週間粘った」 期間が私の後悔ポイントです。
同じ状況の方には、ping-t を先に回す方がコスパ良しと強く伝えたいです。
私と似た状況でAWSに興味を持って試験に挑戦しようかと考えている方がいれば、参考材料の一つにしていただければ嬉しいです。




