自己紹介
渋谷 充宏 @m4buya
- 株式会社オプト テクノロジー開発部 チームマネージャー
- ADPLAN SREチームリーダー
- Ruby / Scala / インフラ
- https://github.com/mshibuya
- RailsAdmin/CarrierWave committer
このLTでは、私渋谷がre:Inventにて聴講したブレイクアウトセッション中で特によかった!と考えるものベスト3をひたすら紹介します。
re:Inventのセッションは発表スライドに加え動画もYoutubeで公開されているので、ぜひ皆様も動画でご覧になって臨場感を味わってください!
第3位
SRV373-R Building Massively Parallel Event-Driven Architectures
見どころ
Massively Parallelとあるように、非常に大規模なデータを並列処理できるアーキテクチャをイベント駆動で作るための方法論です。イベントの発生、ルーティング、処理の各フェーズにおいてどのような検討事項があり、それぞれどんなAWSのサービスがフィットするのかを議論しています。
実際にそのようなアーキテクチャを構築・運用しているMapbox社での事例紹介もあり、大いに刺激となる内容です!
第2位
DEV315-S Building SRE from Scratch at Coinbase during Hypergrowth
見どころ
Datadogによるスポンサーセッションになるのですが、SREについてのたいへん平易で本質をついた説明がされており必見!
「システムのみならず、人や組織をも計測・改善する」といった基本姿勢から「非難のないポストモーテムの文化」まで、SREとして重要な考え方が網羅されており、SREに馴染みのある方にもそうでない方にもおすすめできる内容となっていますー
第1位
DAT401 Amazon DynamoDB Deep Dive: Advanced Design Patterns for DynamoDB
見どころ
これは自分にとってはDynamoDBのみならずNoSQL全般を見る目が変わりました。
RDBはストレージに最適化しているのに対しNoSQLは計算に最適化している!との主張をベースに、NoSQLなデータベースの特性を引き出すにはRDBのそれとは全く異なるデータモデルが必要であることを説いています。特にRDBの経験が長いものの、NoSQLはあんまりピンと来なかったんだよね…って方に見て欲しい!!
まとめ
- re:Invent 2018で印象に残った3セッションを紹介しました
- ブレイクアウトセッションは無数にあって、タイトルだけ見て申し込んでは見たものの「思ってたのと違う…」となっちゃうことも
- 詳細を読むのはもちろんですが、レベルで高めのほうを選んでおくとハズレにくいと感じてます(Introductoryとかなってるのは本当に初学者向けのことも)