はじめに
本記事はADBにアクセスする前提のクライアントインストールから行う
Oracle SQL Developerインストール
sql plusの方が軽量で、アクセスだけで考えればそちらでもよかったのだが、色々機能があって面白そうだったのでこちらを選択
古いけどチュートリアル付きの記事もあった。
https://blogs.oracle.com/oracle4engineer/post/sql-developerdbsql
ダウンロード
本記事ではOracle SQL Developer 21.2.1のWindows 64-bit with JDK 8 includedをダウンロード
なおダウンロードにはOracle.com のユーザー登録(無料)が必要
実行
ダウンロードしたファイルを解凍してexeを実行
インストールは不要みたいで起動完了
ADBへアクセス
クライアントの準備が出来たので、ADBにアクセスをしてみる
下記のチュートリアルを参考に実施
https://oracle-japan.github.io/ocitutorials/database/adb104-connect-using-wallet/
ウォレットのダウンロード
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インスタンス・ウォレット: 単一データベース専用のウォレット。データベース固有のウォレットを提供します。
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リージョナル・ウォレット: 特定のテナントおよびリージョンのすべてのAutonomous Databaseのウォレット(クラウド・アカウントが所有するすべてのサービス・インスタンスを含む)。
使い分けとしてアプリケーションからのアクセスはインスタンス・ウォレットが推奨されている。
リージョナル・ウォレットは管理目的での使用に絞ったほうがよさそうだ。
特に難しい設定はなく下記を入力するだけでアクセスできた
- Name
- ユーザー名
- パスワード(保存もチェックしておいたほうが楽)
- 接続タイプ:クラウド・ウォレット
- 構成ファイル:ダウンロードしたウォレット
また下記のチュートリアルでatabase Actionsを使用したアクセスが載っている
https://oracle-japan.github.io/ocitutorials/database/adb101-provisioning/#anchor2
よくある質問もありがたい
OCPU=1でパラレル処理されるの??
OCPU=1の場合はパラレル処理されないため、より高い性能を求めたい場合は2以上を選択するようにしてください。
パラレル処理とは、Oracle DatabaseのEnterprise Editionの機能であり、ひとつのDDL/DML/Query文を複数のCPUコアを利用して高速に処理させることです。
特に大量データを扱うようなDWHやバッチ処理には有効です。
尚、Autonomous Database はOCPU数を増やすことでコア数、メモリ数、IO帯域が増えます。
また、OCPU増はコストに跳ね返ってきますが、OCPUはオンラインでスケールアップ・ダウンが可能なので、週末・夜間など使わないタイミングはコア数を減らすことでコストを削減できます。
ほかにもCloud Shellを使用しても簡単にアクセスできる。