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[新5分で分かる]S3について

Last updated at Posted at 2020-05-16

はじめに

Amazon S3(以下S3)とは?
・Amazon Simple Storage Serviceの略です。
・容量が無制限なAWSのストレージサービスです。
(ただし一つのファイルにつき5TBまで)
本記事ではS3の強み料金体制近年の変化などを紹介していきます。

S3の強みとは?

1、耐久性

S3は99.999999999%の耐久性能を持っています。

  • 全てのデータを3つのAZ(アベイラビリティーゾーン)で保管する
  • 別々の変電所からAZに電力供給する
  • 他のAZやネットへ接続するには複数のファイバーケーブルを使用する

これらにより1つのAZが完全に損失しても耐久可能な性能を持ちます!

2、セキュリティ

  • 異なる3種の暗号形式で保護
  • AWS Clowd Trailなど監査に対応したツールがある
  • AWS Macieにより機密データを自動検出し保護できる
  • 複数のセキュリティ基準、コンプライアンス認証がサポートされている
  • S3 Block Public Accessにより全てのパブリックアクセスをプロックできる

S3は自社のデータセンターより運用上の安全性が高いと考える企業があるほど
堅牢なセキュリティを誇ります。

3、管理能力

  • AWS Lambdaにより専用のコンピューターリソースなしでワークフローの開発ができる
  • 柔軟性に優れた管理機能、分類機能が使用できる

S3は手元のデータへの適切な判断やコストの自動的削減に役立ちます。

4、インプレースのクエリ機能

S3は外部の分析プラットフォームに移動させる必要なく、S3のオブジェクト全体で高度なビッグデータ分析を実行できます。
また自動でスケーリングが実行されるので、データ量が増えてもパフォーマンスは変わりません。

5、パートナーネットワーク

Amazon S3のエコシステムには数万社を超えるパートナー企業が登録しており、
AWS Marketplaceから多様なAWS 統合ソリューションを使用できます。

料金体制について

1、S3の課金対象

  • S3に保存されるデータ容量
  • リクエストとデータ取り出し​
  • データ転送量​

2、ストレージタイプ

上記の料金は使用するストレージタイプにより変動します。
以下ではそれらの特徴について簡単に説明します。

  • S3 標準
    →アクセス頻度の高いデータ向け

  • S3 標準-低頻度アクセス​
    →長期保存、バックアップ等の保存向け

  • S3 1 ゾーン-低頻度アクセス​
    →バックアップ等の保存向け、1つのAZにデータを保存するためコストを削減できる

  • S3 Glacier
    →アーカイブのように使用でき、データの取り出し時間がかかる分、保存コストが安い

  • S3 Intelligent-Tiering​
    →アクセスパターンによって保存するストレージを移動させ、コストを最小限に抑える。長期間使用するデータの保存向け

近年の変化

1、リクエストレートのパフォーマンス向上(2018年)

2018年7月より、追加料金なしで処理時間を大幅に節約できるようになりました。
 →従来は800リクエスト/秒を超えるGETリクエストが5,500リクエスト/秒と大幅に引き上げ、
PUT/LIST/DELETEリクエストのしきい値も300リクエスト/秒だったところ3,500リクエスト/秒と変わりました。

2、SigV2の廃止(2020年)

2020年6月24日以降に作成された新しいバケットに対して、初期の署名モデルであったSigV2署名付きリクエストはサポートされなくなりました。
(SigV4をS3で利用しているか判定するには、CloudTrailを使用する必要があります。)

おわりに

AWSサービスは日々劇的に進歩しています。
以下に公式ページのS3解説が掲載されています。
https://aws.amazon.com/jp/s3/
ぜひアクセスしてみてください!

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