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初めての AWS で Laravel API をデプロイしてみた! - 第 2 弾:サーバー接続編

Last updated at Posted at 2024-02-15

1. はじめに

私は2023年10月より、内定直結型エンジニア学習プログラム「アプレンティス」に2期生として参加しています。

AWS について学んだので、Laravel API を AWS でデプロイする方法についてまとめました。
AWS に初めて触れる方の参考になれば幸いです。

シリーズ一覧

長編になっているので、複数の記事に分けて公開しています。
本記事はその第 2 弾です。

  1. サーバー設置編
  2. サーバー接続編 ★本記事!!
  3. IP アドレス編
  4. データベース編
  5. アプリケーション起動編
  6. Webレイヤ冗長化編
  7. SSL 化編

目次

1.はじめに
2.EC2 インスタンスに接続
3.Apache のインストール
4.ファイアウォールの設定

2. EC2インスタンスに接続

秘密鍵の権限変更

chmod コマンドで、秘密鍵ファイルの権限を厳しくします。これをしておかないと、鍵を利用できないようです。
chmod 600 <ファイルへのパス>
今回私は分かりやすいようにデスクトップに置いたので、
chmod 600 ~/Desktop/aws-and-infra-ssh-key.pem
となります。本来はデスクトップではなく、隠しフォルダに置いておくといいと思います。

EC2 インスタンスのパブリック IP アドレスを確認

作成した EC2 インスタンスをチェックし、概要欄に記載されている「パブリック IPv4 アドレス」をコピーしておきます。
スクリーンショット 2024-02-14 5.52.40.png

ターミナルから SSH 接続

私の PC は Mac なので、以下は Mac でのログイン方法です。
ターミナルを開きます。私は iTerm2 を使っているので、そちらを使用します。
以下のコマンドで、EC2 インスタンスにログインすることができます。
ssh -i <秘密鍵ファイルへのパス> ec2-user@<パブリック IP>
スクリーンショット 2024-02-14 6.10.53.png
トリさんが出てきたらログイン成功です!
ログアウトするときはexitコマンドを実行してください。
スクリーンショット 2024-02-08 23.57.46.png

3. Apacheのインストール

EC2 インスタンスを Web サーバーとして稼働するためには、Web サーバーのソフトウェアを入れる必要があります。
今回は、Apache をインストールしていきます。

EC2 インスタンスにログイン

EC2 インスタンスからログアウトしている場合は、再度ログイン。
EC2 インスタンスは停止・起動する毎にパブリック IP が変わってしまうため、改めて EC2 インスタンスの画面からパブリック IP をコピーしてきてください。
ssh -i <秘密鍵ファイルへのパス> ec2-user@<パブリック IP>

yum のアップデート

Linux のパッケージ管理ツールである yum をアップデートします。
sudo yum update -y
-yオプションは、途中で yes/no の選択肢が出てきてアップデートが止まってしまう部分を、yes で強制的に進めるためのものです。

Apache のインストール

Apache を構成する実行ファイルである httpd をインストールします。
sudo yum -y install httpd

Apache の起動

指定したサービス(アプリケーション)を起動するコマンドで、Apache を起動します。
sudo systemctl start httpd.service

Apache の起動状態の確認

下記コマンドで、起動できているか確認できます。
sudo systemctl status httpd.service

スクリーンショット 2024-02-09 1.58.56.png
緑色でactive (running)となっており、起動していることが確認できました。

Apache が自動起動するように設定

サーバーが起動する時に Apache も起動するように設定します。
sudo systemctl enable httpd.service

以下のコマンドで、設定ができているか確認できます。
sudo systemctl is-enabled httpd.service

スクリーンショット 2024-02-09 2.06.08.png
enabledと表示されれば OK です。

11. ファイアウォールの設定

指定した通信のみ通す役割を果たすファイアウォールを設定します。

セキュリティグループとは

AWS では、セキュリティグループという設定が、ファイアウォールの役割を担っています。

セキュリティグループの設定

EC2 ダッシュボードを開き、左メニューから「インスタンス」をクリックし、作成した EC2 インスタンスにチェックを入れます。

スクリーンショット 2024-02-14 17.17.33.png
「セキュリティ」タブをクリックすると、「セキュリティグループ」が表示されるので、クリックして中身を確認してみます。

スクリーンショット 2024-02-14 17.20.02.png
このように、インバウンドルールが一つ登録されています。
現状、この EC2 インスタンスは SSH 通信のみ許可している状態です。
Web API として通信できるようにするためには、HTTP 通信を許可する必要があります。

「インバウンドルールを編集」から編集します。
まず、SSH 通信を許可する IP アドレスを、自身の PC のみに変更します。
Mac PC のパブリック IP アドレスを確認するコマンドは以下の通りです。
※クラウド上の EC2 インスタンス内ではなく、ご自身のローカル環境でコマンドを実行してください。
curl inet-ip.info
CIDR 表記にする必要があるので、末尾は/32としておきます。
スクリーンショット 2024-02-14 17.38.37.png

「ルールを追加」をクリックして、HTTP も設定します。
問題なければ、「ルールの保存」をクリックします。
スクリーンショット 2024-02-14 18.40.05.png
これで、SSH 通信は自分の PC からのみ、HTTP 通信はどこからでもアクセスできるようになった。

実際にブラウザからアクセスできるのか確認する

EC2 インスタンスのパブリック IP をコピーし、ブラウザの検索欄に貼り付け、HTTP 通信でアクセスか確認する。
スクリーンショット 2024-02-14 18.44.02.png
このように、Apache の画面が表示されれば成功です!

本記事はここまでです。
次の記事はこちら↓
初めての AWS で Laravel API をデプロイしてみた! - 第 3 弾:IP アドレス編

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