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初めての AWS で Laravel API をデプロイしてみた! - 第 5 弾:アプリケーション起動編

Last updated at Posted at 2024-02-15

1. はじめに

私は2023年10月より、内定直結型エンジニア学習プログラム「アプレンティス」に2期生として参加しています。

AWS について学んだので、Laravel API を AWS でデプロイする方法についてまとめました。
AWS に初めて触れる方の参考になれば幸いです。

シリーズ一覧

長編になっているので、複数の記事に分けて公開しています。
本記事はその第 5 弾です。

  1. サーバー設置編
  2. サーバー接続編
  3. IP アドレス編
  4. データベース編
  5. アプリケーション起動編 ★本記事!!
  6. Webレイヤ冗長化編
  7. SSL 化編

目次

1.はじめに
2.Laravel プロジェクトのクローン
3.API へリクエスト送信

16. Laravelプロジェクトのクローン

まずは、PHP 実行環境を整えます。
EC2 インスタンスにログインしましょう。

PHP のインストール

Amazon Linux2 には extras ライブラリというパッケージ群が存在していて、今回はそのコマンドを使って PHP 8.2 をインストールします。
sudo amazon-linux-extras install -y php8.2

PHP 関連の必要なライブラリをインストール

sudo yum -y install php-devel php-pdo php-mbstring php-mcrypt php-mysqlnd php-xml php-gd php-opcache php-pecl-zip

Laravel プロジェクトのクローン

GitHub リポジトリからイメージをクローンしてくるためには、まず Git をインストールする必要があります。
sudo yum -y install git

クローンして来られるように、ディレクトリの権限を変更しておきます。
sudo chmod 777 /var/www/html

ここでようやく、作成済みの Laravel プロジェクトを GitHub からクローンしてきます。
git clone <リポジトリ URL>

ls コマンドで、リポジトリがクローンされていることを確認します。
スクリーンショット 2024-02-15 3.39.31.png
cd <プロジェクト名> で、プロジェクトルートに移動します。

composer インストール

パッケージ管理ツールの composer をインストールします。
curl -sS https://getcomposer.org/installer | php

composer の実行ファイルを移動します。
sudo mv composer.phar /usr/local/bin/composer

プロジェクトディレクトリに存在する package.json に記載されたライブラリをインストールします。
composer install
スクリーンショット 2024-02-15 3.52.39.png
たくさんインストールされました。

ディレクトリのコピー

Apache が参照しに行くディレクトリは/var/www/html/なので、クローンしてきたプロジェクトディレクトリを丸ごと/var/www/html/にコピーします。
sudo cp -r * /var/www/html/

コピーできたか確認します。
ls -la /var/www/html
スクリーンショット 2024-02-15 4.35.15.png
コピーできてることが確認できました。

storage, bootstrap ディレクトリの権限変更

cd /var/www/html/ で移動する。

以下コマンドで、権限を変更する。
sudo chmod 777 storage -R
sudo chmod 777 bootstrap/cache -R

.env ファイルの作成

vi .env.envファイルを新規作成する。
内容は、ローカルの Laravel プロジェクトの.envファイルをコピペし、一部修正する。

修正箇所

  • APP_URL:<ドメイン名>:<ポート番号>
  • DB_HOST:RDB インスタンスのエンドポイント
  • DB_DATABASE:作成した MySQL データベース名
  • DB_USERNAME:作成した MySQL ユーザー名
  • DB_PASSWORD:作成した MySQL ユーザーのパスワード

Apache のドキュメントルート変更

この状態では、まだ パブリック IP アドレスにアクセスした時に、最初に見た Apache のページが表示されるだけです。
Laravel API に直接アクセスできるようにするには、ドキュメントルートを変更する必要があります。
Laravel はドキュメントルートを public ディレクトリにする必要があるので、そのように変更します。

vim を起動して、設定ファイルを編集します。
sudo vim /etc/httpd/conf/httpd.conf

  • DocumentRootをコメントアウトして、/var/www/html/publicに変更
  • < Directory "/var/www/html" > 以下の、AllowOverride Noneをコメントアウトして、AllowOverride Allに変更
    AllowOverrideは、上位ディレクトリで設定した設定値を、下位ディレクトリで変更する許可を与えるかどうかの設定です。

スクリーンショット 2024-02-15 4.09.07.png
スクリーンショット 2024-02-15 4.09.47.png
保存して終了。

マイグレーション実行

マイグレーションが実行できれば、データベースへの接続は成功です!
php artisan migrate

接続できるか確認

ドメイン名で Laravel API にアクセスできるか確認します。
スクリーンショット 2024-02-15 5.20.29.png
無事、API の画面が表示されました!

17. APIへリクエスト送信

データベースにダミーデータを挿入して、Postman から Laravel API にリクエストを送信し、正しくレスポンスが返ってくるか確認します。

ダミーデータ挿入

ダミーデータ挿入用の Factory, Seeder ファイルは既に作成済みです。

以下のコマンドでダミーデータを挿入します。
php artisan migrate:refresh --seed

Postman で GET リクエストを送信

私の Laravel API は、/api/articlesに対して GET リクエストを送信すると、掲示板サイトの投稿記事一覧を取得する仕様になっています。
正しくレスポンスが返ってくるか、Postman で確認してみます。
スクリーンショット 2024-02-15 5.35.46.png
成功です!!

本記事はここまでです。
次の記事はこちら↓
初めての AWS で Laravel API をデプロイしてみた! - 第 6 弾:Webレイヤ冗長化編

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