新卒入社の会社から転職してから1年半、退職することになったため、簡易的に退職エントリを書く
参考:転職して1年間、開発環境整備をした話
1. 転職理由について
直接的な理由
まさにこのツイート内容の通り
https://x.com/1230yuji/status/1905771034822992318

チーム
上記をもう少し具体化する
去年から同じチーム内で6人辞めたり異動した(10人中)
自分よりスキルのある方が全員いなくなってしまったので、目標がなく、スキルアップできない
また、プログラム経験が浅いメンバーへのスキルトランスファー時間が増え、最終的に8月までいれば新規5人のメンバーを自分一人で面倒を見る事態になっていた
教えること自体は嫌いじゃないのだが、このような形ではなく1人をしっかり育てたかったという思いがある
教育を放棄して、自分に属人化させてプログラミング時間を堅守することもできたが(上司はそうしていた)、
チームメンバーの成長を優先した為、結果的に自分でプログラミングする時間が無くなり、全てメンバーに書かせてそれをレビューしたり質問を受けるという仕事になってしまった
そういった意味では、「人が来ず、自分だけで全部進める」方が手を動かせて楽しかった
ただ、これを上司は行った結果、属人化し持続可能なチームではなくなってたため、自分は、属人化の選択を取らなかった
プロダクト
あってもなくても最悪良いプロダクトなので、求められる品質レベルが低い
これにより、
- ホワイトに働ける(メリット)
- テストやドキュメント作成など、正しい開発を行う事がむしろコスパの悪いやり方になってしまう(デメリット)
すなわち、付加価値が低いプロダクトだと、人、リソース(予算)、手法が弱くなってしまう
これは組織の取り組むプロダクトの問題なので自分ではどうしようもない
技術
コーディングがChatGPTによるコード生成に置き換わっていくことで、これからはコーディングが楽しいという感覚がこれまでと異なるものになると実感
コーディング(下流工程)をある程度やってから上流工程へ移行する、というキャリアパスの時期を早めた
会社
会社として品質よりもスピード重視だったため、
「組織として人を割り当てて職務を決めてタスクを行う」というプロセスを踏まず、
できる人または派遣社員や中途社員の即戦力で仕事の成果をとにかく作るという事を繰り返している
そのため、人が育たない、業務が偏る、できる人以外わからないという事態が発生していた
堅めの企業からの転職だと、今の会社のやり方に合わないと感じる事が多そう
(同じく堅めの企業から転職してきた同僚も、今の組織は歪で合ってないと言っていた)
海外
前職からの転職時の面接では約束されていた、海外系の仕事がほぼ無かった
ドメスティックな会社のため、今後も望めない
2. 決断
会社側や仕事環境だけでなく自分のライフステージによって考え方も変わるため、
どこの会社に行っても何かしらの不満や歪みは出るとは思いつつ、会社方針や海外比率から、異動ではなく転職を決断