Route53
ドメイン管理機能や権威DNS機能を持つサービス。
トラフィックルーティング
異なるネットワークにパケットを送信するときに最適な配達経路を決めること。経路選択、経路制御とも呼ばれる。いわゆるルータが担っている機能のこと。
Route53にゾーン情報を登録する際、名前解決の問合せに対してどのように応答するかを決める7種類のルーティンポリシーがある。
- シンプルルーティングポリシー
- フェイルオーバールーティングポリシー
- 位置情報ルーティングポリシー
- 地理的近接性ルーティングポリシー
- レイテンシールーティングポリシー
- 複数値回答ルーティングポリシー
- 加重ルーティングポリシー
加重ルーティングポリシー
指定した比率で複数のリソースにトラフィックをルーティングする際に利用する。
ABテストとは、「ある特定の期間にページの一部分を2パターン用意して、どちらがより効果の高い成果を出せるのかを検証すること」です。
例えば以下の2パターンにおいてボタンの色はAの方がいいか?Bの方がいいか?を検証するもの。
フェイルオーバールーティングポリシー
メインに障害が発生していた場合にサブにアクセスするようにルーティングするポリシー。
本番システム障害時に、SorryサーバーのIPアドレスをセカンダリーレコードとして登録しておくと、自動的にSorryコンテンツを表示することができる。
画像引用:【AWS初学者向け・図解】Route53ルーティングポリシーを現役エンジニアがわかりやすく解説
位置情報ルーティングポリシー
ユーザーの位置情報に基づいてトラフィックをルーティングするもの。これを使うことで例えば日本からアクセスは日本語のコンテンツが配置されたWebサーバーへ接続するといった対応ができる。
画像引用:Amazon Route 53 位置情報ルーティング の動作確認ってどうやる?
レイテンシールーティングポリシー
複数箇所にサーバーが分散されて配置されている場合に、遅延が最も少ないサーバにリクエストをルーティングするもの。特定のサーバに負荷がかかっている中で、他に返答が早いサーバがある場合に、そちらへリクエストを投げるもの。
画像引用:https://blog.serverworks.co.jp/2022/03/22/150454