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オンラインイベント配信 with COVID-19

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昨日は @akipon1206 の「AWSを始めたい人向け」でした。


株式会社ラクスでガンプラ部の部長をやっている @moomooya です。

さて今年はCOVID-19によってイベント開催が軒並みオンライン化しました。弊社が主催するイベントも社内で検討した結果、6月からオンライン開催していくことになりました。これまでの数倍のペースで開催するようになったというのは謎ですが、社外登壇者も多く敷居の低い登壇の場として活用していただけているようです。

で、手探りしながら開催してきたオンラインイベントですが、配信周りの話を「はじめての○○ 超LT会」

はじめての○○ 超LT会 vol.1

という1分間でLTするというイベントで発表したのですが、まさかの機器配線図が不完全だったというポカをやらかしました。やっと修正版の検証もできたのでバグ修正版を元に紹介していきたいと思います。

はじめてのオンラインイベント配信 with COVID-19

前提条件

  • Zoomを使用
  • 感染対策で運営スタッフが同じ部屋から配信できない
    • 参加者と同じく1参加者としてログイン
    • 全員がワンオペ状態
  • 効果音とかないと寂しい
  • 機材の持ち込みは可能
    • ただしデータストレージ機能が有効になるような接続は不可
      • 自動検知で弾かれるらしい

さっそく機器配線図

機器配線図

アドベントカレンダーということで出来るだけ2020年に話題になった機材を導入しています。

各種入力制御(切り替えとか)

中心に据えるのはビデオスイッチャ BlackmagicDesign Atem mini (読みは「えーてむみに」)です。2019年末に発売され元々10万円~だったビデオスイッチャを3万円台で入手可能にしたことから人気でしたが、2020年4月頃にリモートワーク需要で入荷を数ヶ月待たないと手に入らない大人気機材になりました1

ビデオスイッチャ(映像入力の切り替え)というものの、音声ミキサー(入力された音声ソースをオンオフしたり、音量調整したり)やビデオキャプチャ(映像入力をPCにWebカメラ扱いで入力)の機能も持っている多機能機材です。

映像入力、映像モニタ

手持ちのデジタルカメラをつなげています。レンズもいくつか試しましたが、最終的にはワンマン配信なら3mくらいの距離から100mmのレンズを使うのが背景もしっかりボケてちょうど良かったです。2人とかで配信するときには35mmとか28mmを検討すれば良さそう。

使っているSONY α7IIはバッテリーが保たないことで有名ですが、1時間半ほどで切れてしまい勉強会1回分保ちませんでした。充電しながら映像出力もできない残念仕様なのでバッテリーグリップ必須です。まあ予算が許すなら同じSONYでもSONY α7IIIにしておけばモバイルバッテリーなどから充電しながら使えるので幸せになれますし、BlackmagicDesignの Pocket Cinema Camera あたりを使うとAtem mini経由でカメラ操作できたりするみたいです。

またZoomは配信マシンで画面共有を行うと自分の画面を確認するのが困難になります。なのでAtem miniのモニタ出力にフィールドモニタをつなげて映像入力を別途確認できるようにします。フィールドモニタは今年発売された Feelworld F6 Plus を使っています。いわゆる中華製フィールドモニターで安いですがなかなか使い勝手は良いです。

音声入力

音声入力は2系統でヘッドセットと効果音サンプラー代わりのiPadです。どちらも Atem mini に接続します。

イベント配信中はかなり頻繁にマイクのON/OFFを切り替えます。Atem mini に接続したことで物理ボタンによるON/OFFもできるようになっているのですが、音声のON/OFFは Atem mini からではなく、Zoomクライアントの方からまるごとミュートかけています。

用途として音声入力すべてをミュートするかどうかという使い方なので、個別のON/OFFを意識せずにZoomクライアントからミュートの設定を行っています。画面上でも状態がわかるのでうっかりマイクをミュートにしたまましゃべっていた、という事故にも気づきやすいです。

音声モニタ

Zoomに入力している音声(自分の声や、iPadから入力する効果音)は通常聞くことができません。特に効果音を入れている時は音声がモニタできないと音量や聞こえ方などの確認ができず不便です。
macOSの場合、LadioCastというソフトウェアでZoomへの入力している音声入力を通常の音声出力にも出力することで音声の確認ができるようになります。


といった方法でオンラインイベント配信を行っていました。
配信機材はもっと少なくすることもできますが、適宜導入することで快適な配信を行うことができるようになりました。

さて、明日は @MasaKu の「【2020年版】明日話せる!PHP Weekly News 注目記事をご紹介!」です。


  1. 今は流通も安定しています。転売ヤーも在庫を吐き出したようで中古市場もあふれかえっている様子。 

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