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おい、Qiitaどういう事やねん

先日久しぶりにQiitaにログインして記事を投稿し、戻って来てみたら数万ビューの閲覧があり、結構いいねがついていたりしていて、Javascriptでも最重要だと思うオブジェクトについて書いたり、Webアプリの根幹でもあるAPIについてがんばって書いた記事よりも、せっかく殺傷能力の高く実践的な英語とプログラミングというスキルを手に入れたのに職が無い、さかいをころす 等というオッサンの愚痴を書いたエントリーの方が読まれているというのは、全くもってQiitaというプラットフォームの闇が深い部分である。

改めて、なぜ自分がプログラミングを始めたのか考えてみた

で、久しぶりにQiitaのページを開いた事もあり、色々と他の人のエントリーを見たりしたわけですが、プログラマーはプログラミングを好きであるべきかとか、いち職業としてのプログラマーのあり方とか、働き方に関しての記事なんかが結構読まれていて、そういうテーマに現役の方々やプログラマーを目指している人は興味があるんだなと。
前の自分のエントリーも就職に関することであって、実は書きながら、自分は一体なぜコードを書きだしたんだろうかという事を考えざるを得ない心理状況になってしまい、この記事を書いているわけです。

就職のためでは無い

一番最初の記事でも少し書いたのですが、元々自分は薬科大学で製薬の勉強をしていたわけですが、そもそもデザイナーになりたくて、その当時に出てきたDTPというものにすっかり魅了され、パソコン一台で、画像やグラフィックのデザインから、活字、パブリッシングまで全てが机の上で出来てしまうというコンセプトに衝撃を受けた勢いのまま、大学を中退、親には勘当を言い渡され、真っ当な道を踏み外したまま現在に至り、一番最初にお金をもらった仕事はウェブページの制作でありました。
とにかく、自分で作ったものを世界にむけて発信できるという体験に酔いしれていたわけです。
で、その後ウェブからは距離を置き、人生紆余曲折を経て、パンデミックという大厄災により、今まで一生懸命積み上げてきたものを一気に失い、セブのアパートメントにロックダウンされている時に、なんの縁か舞い降りてきたのが、プログラミング。
そういえば、ラクダ本とか読みながらやっていたよねと、昔の知り合いを思い出すような感じで、さらにバックエンドで挫折した思いから、何となくやり残した感を長年引きづりつつ、めんどくさいヤツに関わりたく無いという気持ちもあり、昔嫌な別れ方をした彼女と再会するような気分で、初期アマゾンのシステムを開発し、アマゾンのバイスプレジデントも勤めた以前のボスから与えられたエイリアンウェアでUbuntuを立ち上げ、YouTubeやUdemyを英語で見ていると、あれっ、めちゃ簡単やん とドンドンのめり込み、お金も仕事も自由も無いロックダウンの最中に、真夜中にセブの海を見ながら、安いビールを飲みつつコードを書いている時間が、唯一何か生産的な事をしているという実感と、行く末への希望のようなものが感じられるひと時でありました。

コードを書くのは楽しいですか?

で、ある程度世の中の状況も落ち着きを取り戻し、そろそろ仕事を見つけないと死ぬ という時に色々とエンジニア求人も見てみたのですが、仕事内容を見ていてもなんか全然これやりたいって感じないんだよね。
なんか大きなコードの一部を書くみたいな感じで、ものを作るっていう雰囲気を感じない。
日系ITの海外オフショアとかだと、ブリッジエンジニアとか、なんか管理職って感じだし。
コードを書いて、テストして、それが自分の思っているように動いた時は快感であるし、コーディング作業そのものは楽しいのだけど、それが仕事っていう枠の中に入ると急に色合いが灰色になって見える。
で、結局自分がプログラミングをして、何がしたいの?って考えた時に、やっぱり自分自身のアイデアを自分の手で形にするって事なんだよね。
そうなると、エンジニアという職業でどこかに就社するっていうカタチじゃなくて、自分の机の上で、自分の為にコードを書くのが、自分にとって一番幸せなカタチやんっていうことに気づき、結局20数年以上も前にDTPに出会った時と自分は何も変わっていないよねと。
で、今はずっと考えていたピンク色のアプリを毎晩開発中です。
誰にも何も言われず、自分の部屋でやりたいようにコードを書いて、頭のアイデアをカタチにしていくっていう作業はやっぱり楽しいね。
Qiitaにいるプログラマーの大半はおそらく企業でプログラムを書いてる人達なんで、プログラミングが好きか嫌いか、ストレスをどう発散させるかみたいな記事が多いんだろうけど、それぞれにコードを書き始めたきっかけとか、続けてきた理由が何かあると思うので、その辺を思い出せば、もう少しコードを書くという作業が楽しくなるんでは無いだろうかと、自分がこれを書いていて思いました。

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