本記事は既にnoteに投稿した内容+αな記事です。
言いたいこと
無料自動マニュアル作成ツールで遊んでみてください!
是非、日々の業務をマニュアル化してみてください!
もちろん、入力した音声や文字はサーバー等には一切保存されませんのでご安心ください。
https://www.monadikos.jp/tools/pocket
無料自動マニュアル作成ツールとは
無料でマニュアルを自動で作成するツールです。
なぜ作った?
私はマニュアル代理作成×RPAツール作成を請け負っておりますが、
「この作業、属人性が潜んでいるなぁ」
とか
「この作業をマニュアル化したいなぁ」
など、そんなことを考えながら日々業務に取り組んでいらっしゃる方は、私も含めて少数だと思います。
そんな潜んでいる属人性を簡単に視覚化するのが、この無料自動マニュアル作成ツールです。日々の業務を文章化することで、なんとなくの属人性がハッキリ見えるようになります。
どう使えばいい?
トップ画面 注意事項等
無料自動マニュアル作成ツールにアクセスすると下図の画面が表示されます。
マイクが接続されていない環境だと、上部にマイク機能が使用できない通知が表示されます。OKを押下して消してください。
注意事項を読みましたら閉じるを押下してください。
作業工程の入力
下図のような画面が表示されますので、上部のテキストエリアに文字を入力してください。
また、マイク機能付きのデバイスであれば、音声入力開始を押下すれば音声入力が可能となります。ご活用ください。
作業工程を入力しましたら次へを押下してください。すると下図のように画面が変わります。
次へボタンを押下した直後
下の黄色のカードは編集可能です。
また、属人率なるものが表示されます。あらかじめ決めておいた特定のキーワードに引っ掛かったら増加してゆきます。
属人率にカーソルを合わせると下図のように、どのワードに、どういう理由で引っ掛かったかが表示されます。
次の作業工程も同様にして、書き込んでゆき、次へを押下する。という手順を繰り返してください。
PDF出力
PDF出力を押下してください。すると下図のようにエクスプローラーが立ち上がるので任意の名前でファイルを保存してください。
ダウンロードしたPDFを見てみると下図のようになっております。
一応、サンプルという立場ですのであっさりシンプルになっています。
- もう少しデザインを華やかにしたい
- 画像を加えたい
- 属人性を極力減らしたい
など、本格的なマニュアル作成ご希望の際はお問い合わせください。
無料でヒアリングした後にプロトタイプを作成・ご提示し、相互に納得したうえでマニュアルを作成いたします。
補足
ロジック 概要
端的に言えば、主にkuromoji.jsの辞書機能を使って属人率なるものを算出しています。
属人率は現状
属人率 = \tanh(\sum_{k=1}\{(p_k) / (文章中の単語数 \cdot 倍率)\})
で算出しています。$p_k$は各条件ごとに設定されたポイントを示しています。
tanh関数を使って0 ~ 1までの数値に正規化しています。
という算出方法なので、文章がやたら長いと属人っぽい文章でも属人率が低く算出されてしまいます。
また現在の処理では、ガチガチに体言止めを意識しないと簡単に属人率が跳ね上がってしまいます。
ここらへんは引き続き考えます・・・。
AIについて
無料自動マニュアル作成ツールでは、AIを一切使っていません。理由は以下の通りです。
- 属人性を含むワードの定義が実行するたびにコロコロ変わる。
- 属人性が含まれている理由を説明することができない。
- 自然な文脈になるように入力された文章が変わる可能性がある。
- サーバーにAIを導入するほどのスペックがない。
APIに毎月払うお金がない。
特に属人性が含まれている理由を説明することができないという理由は致命的だと考えています。
それなりの理由が言えなければ、いくら「あなたの作業には属人性が含まれています!」と主張されても、誰だって受け入れられるわけがありません。
理由が説明できない。という問題は無料自動マニュアル作成ツールだけでなく、AIに関わる全体に通じる話だと思います。
無料自動マニュアル作成ツールでは、あらかじめ属人性が含まれていると考えたキーワードとkuromoji.jsの辞書を用いたルールベースで運用しています。
「あらかじめ属人性が含まれていると考えたキーワード」ってお前の主観じゃねぇかと聞こえてきそうですが、それでもAIを使って理由を説明できないよりかは余程マシだと考えています。
音声入力について
「音声入力機能いる?」と疑問を抱く方もいらっしゃるかもしれません。
実際に使ってみると分かりますが、完璧に聞き取れるわけではありません。しかしそれでも導入したのは以下の理由からです。
- 文字入力する手間が省ける。
- 作業を口にすることによって、属人性を自覚することができる。
特に2つ目の理由が大きいです。作業を手打ちで入力しようが音声入力しようが、文字入力という観点では違いはありませんが、属人性を自覚するという観点では大きく異なると思います。
このアプリの目的は、日々の業務に潜んでいる属人性の視覚化であるため、音声入力機能を搭載しました。
お問い合わせ
このアプリはルールベースであるため、明らかに属人性は含まれていないような文章でも属人率が高めに算出されたり、はたまた逆のことが起きたりします。
その場合は大変お手数おかけしますが、下記お問い合わせまたはX(旧:Twitter)のDMにて
この用語も属人性のキーワードとすべきでは?
や
こんなバグ見つけたんだけどどうにかしてほしい
など、ご教示いただけますと幸いです!
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