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忙しいデザイナー向け|Makeで作る情報収集LINE Bot【後編:Sheetsの新着をLINE通知】

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main.png

この記事は後編です

前編では、Googleアラートの情報をGoogle Sheetsに保存するところまで作成しました。
後編では、Sheetsの新着をLINE Botで通知する流れを作っていきます。

👉 前編はこちら:忙しいデザイナー向け|Makeで作る情報収集LINE Bot【前編:GoogleアラートをSheetsに保存】

なお、この記事は前編からの続きのため、手順番号は Step 5 から始めています。
Step 1〜4では、GoogleアラートのRSSを取得し、Google Sheetsに保存するところまで作成しました。

【② 通知シナリオ - 毎朝10:30】 LINE通知

Step 5. LINE Botで通知する(自動でLINEに通知)

最後に、MakeからLINE Botへメッセージを送信します。

取得した記事情報をLINEに送ることで、普段使っているLINE上で情報を確認できるようにしました。

7)LINE側でチャネルアクセストークンを取得します

LINE側で「Bot(公式アカウント)」を用意して、Makeとつなぐためのトークンを取得します。

LINE Developersコンソールにアクセスして設定を行います。

Messaging APIチャネルの作成まで完了させます。

チャネルアクセストークンを取得します。文字列を控えておきます。

チャネルアクセストークン.png

8)新しいシナリオを作る

1本目と区別できるよう、名前を「LINE通知」とします。

9)「LINE」モジュールを置いて接続テストする

モジュール一覧から「Send a Broadcast Message」を選びます。

Send a Broadcast Message.png

💡 「Send a Broadcast Message」を選択する理由は以下です。

  • 「そのBotを友だち追加している全員に送る」方式。送信先の指定が不要です
  • User ID取得の手間を省きたい

💡 なぜ Push ではなく Broadcast を使うのか

以下の設定を行います。

LINEモジュール設定.png

  • Connection:接続名(「LINE通知用」など)を入れ「Add」を押す
  • Channel access token :先ほど控えたチャネルアクセストークンを貼り付けます。
  • Saveを押す
LINEの設定

Messages の下の + Add item をクリックします。

  • Type :Text

  • Text :動作確認用に固定文を入れます。 ⇒「テスト通知です。Makeから届きました。

  • Notification Disabled :「No」のまま(Noにすると通知音が鳴ります=気がつけます)。

  • Saveを押す

シナリオを保存したらRun onceを押してテスト送信します。

LINE通知モジュールのテスト結果.png

  • Make側
    Initialization → Operation 1 → Commit → Finalization と全部緑チェックになっている。
  • スマホのLINE
    「テスト通知です。Makeから届きました。」がしっかり届いている。

上記の添付画像のようになれば、MakeからLINEへ送る設定が通りました!

💡なぜ Push ではなく Broadcast を使うのか

LINE の送信方法には Push(特定の1人に送る)と Broadcast(友だち全員に送る)があります。最初は Push で作ろうとしましたが、Push は送信先として「User ID」という個人ごとの長いIDが必要で、これが管理画面のどこにも表示されず、別途取得する手間がかかります。

今回は自分専用(友だちは自分だけ)なので、「友だち全員に送る」Broadcast を使えば、結果的に自分だけに届きます。送信先の指定が不要になり、設定がぐっとシンプルになるため、Broadcast を選びました。

10)続いては、この固定文を Sheetsの実際の新着記事に差し替える

今日の新着だけ」をどう見分けるか、がポイントになります。

Google Sheets「Search Rows」 を、LINEモジュールの左側 に追加します。
LINEモジュールの左側.png

各種設定をします。

Sheetsの各種設定.png

  • Connection:先ほどと同じものを選択します
  • Search Method / Spreadsheet ID:先ほどと同じ「Googleアラート_ログ」を指定します
  • Sheet Name:シート1
  • Table contains headers:Yes
  • Filter:「通知済」列が空の行だけを拾う条件を設定します。
    • フィールド:通知済
    • 演算子:Does not exist(または「Is empty」「空である」に相当するもの)
  • Limit:とりあえず 10 など(1日の新着想定数で十分な数)。

確認します。Search Rowsだけを 右クリック → Run this module only でテストしてみます。

まだ通知していない記事を読み出す.png

「Total number of bundles: 4」 を見ます。これが「取得した行数=4件」を意味します。
これで「まだ通知していない記事を読み出す」部分ができました。

11)この4件を、1つのメッセージ文にまとめる処理を挟みます

Google SheetsとLINEモジュールの間に、Toolsの中にあるText aggregatorを設定します

tools

以下の設定を行います。

tools設定
  • Source Module:Google Sheets – Search Rows(どのモジュールの繰り返しをまとめるか)

  • Row separator:New row(記事ごとに改行で区切る指定。これを忘れると全部つながってしまいます)

  • Advanced settings:「Advanced settings」をONにすると出てくる設定です。
    これで「4件の記事を1つの文章にまとめる」処理が完成しました。

  • Text:1記事あたりの表示の形を作る

まとめる処理.jpg

12)最後の仕上げ、LINEに「まとめ文」を渡す

一番右の LINE(Send a Broadcast Message)Messages の中の Text 欄を見ます。

今は「テスト通知です。Makeから届きました。」という固定文が入っているので、その固定文を消します。

今度はそこにTools – Text aggregatorの項目(Text、まとめた文章)があるはずなので、それをクリックして挿入します。

Group 15.jpg

13)シナリオに重複防止(通知済フラグ)を足す

今の通知シナリオは「通知済(F)が空の行」を読んで通知します。

でも通知したあとF列に印をつけていないので、このままだと毎日同じ記事が何度も届いてしまいます。

通知したらF列に『済』を書き込む」処理を足します。

Group 16.jpg


Update a RowSearch Rowsに接続します。
先頭モジュールのGoogle Sheets(Search Rows)と接続し、Toolモジュールと分岐させます。

スクリーンショット-2026-06-14-8.07.37-1536x1234.png

以下の設定を行います。

Update a Rowの設定
  • Connection:先ほどと同じものを選択

  • Spreadsheet:先ほどと同じ「Googleアラート_ログ」

  • Sheet Name:シート1

  • Table contains headers:Yes

  • Row number:入力欄をクリックします。今度は右側のリストに「Google Sheets – Search Rows」が表示されるので、その中の「行番号(Row number)」を選択

  • Values(列の値):「通知済(F)」の欄にだけ と手入力する

14)全体シナリオをテストします

🔵1回目の run once 実行

シナリオは添付画像の状態になっている、この状態でrun once実行します。

スクリーンショット-2026-06-14-8.06.05-1536x1242 1.jpg

以下ができました、理想通りです。

  • LINE通知:4件の記事がきれいにまとまって届いた
  • F列(通知済):2〜5行目すべてに「済」が入った
    Group 17.jpg
🔵2回目の run once 実行

ここで問題なのが以下のエラーが表示されます。

エラーの内容は「rowNumber(行番号)が空っぽで、Update a Rowが実行できない」と出る。

理由は、今回は通知すべき新着が0件だったからです。

Group 19.jpg

Add filterを押して、フィルターを設定します。

  • Label:Only continue when mapped value exists(値があるときだけ続行)
  • Condition:Row number / Exists(行番号が存在するとき)

これでUpdate a Rowのエラーは止まりました✌

シナリオ実行で最終チェック!

🔵1回目の run once 実行

新着あり(「Googleアラート_ログ」F列が空)→ まとめてLINE通知 + F列に「済」入力

🔵2回目の run once 実行

新着なし(0件)→ 「■」だけ届く(エラーなし)

以上でシナリオ全体は成功です。完成しました🎉

いよいよ本当に最後の仕上げ──スケジュール設定&有効化

スケジュール設定

Group-1-1.png

  • Run scenario:Daily(毎日)

  • Time:10:30

    • Googleアラートの収集が朝10時で設定しているため、通知はその後にします。
      収集 → 蓄積 → 通知の順になるよう、10:30 あたりで設定します。
      10時の収集が終わってから通知が走る設計にします。
  • Time zone :Asia/Tokyo

10:30にLINE通知が来るかを確認してみた😳

LINE通知が来るかを確認

無事成功・・!
と思いきや、問題発覚🫠


Frame 2.jpg

Group 20.png

E列(概要)に小さく <b>adobe</b> というタグが入っています。

<b>〜</b> はGoogleアラートが「検索キーワードに一致した部分」を太字にするためのタグです。

つまり、この記事は本文のどこかに「Adobe」という単語が含まれているから、Adobeのアラートに引っかかってきた、ということです。

Adobeと無関係な記事が拾われるのは、記事の挿絵に Adobe Stock(stock.adobe.com)の画像が使われているのが原因です。画像URLに「adobe」の文字が含まれるため、Googleアラートが本文と関係なく「Adobe関連」と判定してしまいます。Forbes JAPANなど、素材にAdobe Stockをよく使うメディアで起きやすい誤ヒットです。


フレーズ・除外指定で精度を上げるなどの対応が必要が
今回はここまでにして、今度やってみたいことに書き留めておきます🥲📝

実際に動かしてみた結果

実際に動かしてみると、Googleアラートで取得した情報をLINEに通知できました。

LINEに届くことで、わざわざ検索しに行かなくても、日常的に情報へ触れやすくなったと感じました。

特に、制作業務の合間や移動中など、少しの時間で新しい情報を確認できる点は便利だと感じました。

一方で、キーワードの設定によっては、意図しない情報が混ざることもありました。

たとえば「Adobe」というキーワードでは、デザインツールのAdobeに関する情報だけでなく、別の文脈の記事も取得される場合がありました。

そのため、今後はキーワードの精度を上げる工夫が必要だと感じました。

工夫したこと

今回工夫したのは、LINEに通知するだけでなく、Googleスプレッドシートにも情報を残すようにした点です。

LINE通知だけだと、その場では確認しやすいものの、あとからまとめて見返すには少し不便です。

スプレッドシートに保存しておくことで、取得した情報を一覧で確認したり、後から整理したりしやすくなります。

また、LINEに送るメッセージも、できるだけ読みやすくなるように調整しました。

情報収集の仕組みは、ただ自動化するだけでなく、あとから使いやすい形で残すこと も大切だと感じました。

今後改善したいこと

今回のBotは、情報を取得してLINEに通知するところまで作成しました。
今後は、以下を改善したいです。

複数フィード拡張(AI・Figma・Claudeなど他キーワードも追加)

今回はAdobe1つのキーワードだけで設定しましたが、本来はAI・Figma・Claudeなど複数のキーワードを集めたい。
各キーワードを1つのシナリオにまとめて処理する形にする。

不要な情報が混ざらないようにする

キーワードによっては、意図しない記事が混ざることがあります。

除外キーワードや具体的な条件を追加し、取得する情報の精度を上げたいです。

LINE通知の文章をもっと読みやすくする

タイトル、URL、概要が見やすくなるよう、通知文を整えたいです。

情報量を絞り、LINEで読みやすい形にしたいです。

情報が0件の日は通知しないようにする

新着情報がない日は、通知を送らないようにしたいです。

必要なときだけ届く状態に近づけたいです。

チームメンバーにも共有しやすい形にする

今回は自分用に作成しましたが、今後はチームでも使える形にしたいです。

必要な情報をチームで共有できる仕組みにできると、業務にも活かしやすいと感じました。

まとめ

今回の制作を通して、Make、LINE Bot、Google Sheets、RSSを組み合わせることで、身近な困りごとを解決する仕組みを作れることがわかりました。

完成度としてはまだ改善の余地がありますが、忙しい日々の中でも情報収集を続けやすくするための第一歩になりました。

技術を使うこと自体が目的ではなく、自分やチームの困りごとを少しでも軽くするために、今後も小さな仕組み化を試していきたいです。


前編はこちら

前編では、GoogleアラートのRSSをMakeで取得し、Google Sheetsに保存するところまで作成しています。

👉 前編はこちら:忙しいデザイナー向け|Makeで作る情報収集LINE Bot【前編:GoogleアラートをSheetsに保存】

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