この記事で扱うこと
- MACアドレスとIPアドレスを固定割り当てする
- Wake on LAN(WoL)を使用する端末を登録する
- 特定日時にWoLコマンドを発火させる(スケジューラー機能)
まえがき
友人に「某T社のルータ機能付き無線AP使ってるけど*日本語スラング*なんだよな」と話をしたらIX2215を実質無期限で貸してくれることになりました。なんで???
それはさておき、住んでいるところの事情で家を離れているタイミングで停電が起きる(多分電気設備のメンテ?)らしい。一応24時間稼働しているサーバーがあるので、できる限り早く復旧させたいけどそのために戻るのは……
と思っていたらIX2215にWoL機能あるじゃないですか ついでにスケジューラー機能も
環境
- IX2215: Ver 10.11.18
- Webコンソールをメインに使用します
- が、コマンドを打つ作業が多いのでWebコンソールが使えなくても問題ないと思います
- DHCPサーバとして動作している環境を前提としています
MACアドレスとIPアドレスを固定割り当てする
別にこれはしなくても良かったんですが、Webの管理画面から起動確認ができるのでついでにやっちまえとやることにしました。
前準備
事前に設定したい機器のMACアドレスを控えておいてください。
Webコンソールから「端末管理」→「リンクマネージャの設定」で、今繋がっている端末のIPアドレスとMACアドレスの表が表示できるのでそれを元にする方が早いかも。
MACアドレスとDHCPプロファイルの確認
MACアドレスをメモったらWebコンソールの「保守管理」→「任意コマンドの実行」に進みます。
以下のコマンドを実行して、DHCPによるアドレスリース情報を全プロファイル分まとめて表示します。1
show ip dhcp lease
実行結果はこんな感じ。
SNET-Phoenix(config)# show ip dhcp lease
Leased to 2 clients
Codes : D - Dynamic assignments, F - Fixed assignments
IP Address MAC Address BoundTime LeaseTime State Profile
D 192.168.0.3 [MACアドレス] 15 14400 Bound web-dhcp-gigaethernet2.0
D 192.168.0.4 [MACアドレス] 109 14400 Bound web-dhcp-gigaethernet2.0
SNET-Phoenix(config)#
ここのMACアドレスとProfileの組をメモっといてください。複数ある環境の場合はプロファイル毎に作業をする必要があります。
MACアドレスとIPを固定割り当てする
以下のコマンドを実行します。環境に応じて書き換えてください。2
ip dhcp profile [DHCPサーバプロファイル名]
fixed-assignment [設定したいIPアドレス] xx:xx:xx:xx:xx:xx
fixed-assignment [設定したいIPアドレス] yy:yy:yy:yy:yy:yy
最後に設定の保存をしてください。
これでMACアドレスとIPアドレスを固定割り当てできました。
Wake on LANを使用する端末を登録する
次にIX2215にWoLを使用する端末を登録します。
前準備
WoLしたい端末のMACアドレスと、どのインターフェースに接続されているかをメモっといてください。前項でIPを固定割り当てした場合それも一緒に控えておいてください。
Webコンソールから「端末管理」→「リンクマネージャの設定」で、MACアドレス, IPアドレス, インターフェースの表が表示されるのでそれを確認するのが楽かも。
端末の登録
Webコンソールの「保守管理」→「任意コマンドの実行」で以下のコマンドを実行します。
このとき、[インターフェース]となっている部分は「リンクマネージャの設定」でのインターフェースと以下のように対応します(多分)。
| リンクマネージャ | コマンド |
|---|---|
| GE0.0 | GigaEthernet0.0 |
| GE1.0 | GigaEthernet1.0 |
| GE2.0 | GigaEthernet2.0 |
wol terminal [任意の名前] mac [MACアドレス] interface [インターフェース]
また、前項でIPを固定割り当てした場合は、以下のコマンドで登録するとWebコンソールからPingによる起動確認ができます。
wol terminal [任意の名前] mac [MACアドレス] ip [固定割り当てしたIP] interface [インターフェース]
登録後、Webコンソールの「保守管理」→「Wake on LAN」→「端末情報一覧」で登録した端末の一覧が確認できます。
最後に設定の保存をしてください。
特定日時にWoLコマンドを発火させる(スケジューラー機能)
最初にスケジュールを登録します。特定日時に一度だけ発火させたい場合は以下の構文を元にすれば大丈夫です。
scheduler timetable [コマンドリスト名] datetime [時] [分] [日] [月] [年]
毎月◯日に……とかをしたい場合は機能説明書に書いてあります。
この段階で一度設定の保存をしとくといいかも。
次に発火するコマンドの登録をします。
command-action list [コマンドリスト名]
command 1 wol send terminal [WoLで登録した名前]
複数WoLを発火したい場合は以下のようにcommand 2, command 3, ...のようにしてください。
command-action list [コマンドリスト名]
command 1 wol send terminal [WoLで登録した名前]
command 2 wol send terminal [WoLで登録した名前]
command 3 wol send terminal [WoLで登録した名前]
最後に設定の保存をしてください。