アプリケーションを個別の場所にインストールした場合、manを参照できるように環境変数 MANPATH
で man の検索パスを設定することがある。
しかし、MANPATH
に値を設定するとシステム全体の検索パスが無視されてしまう。
これを防ぐためには MANPATH
に :
を含めるようにする。
例
MANPATH=${HOME}/share/man:
末尾に :
を記述した場合、MANPATH
の後ろにシステム全体の検索パスが追加され、それが検索パスとして使用される。
先頭に :
を記述した場合、MANPATH
の前にシステム全体の検索パスが追加される。
::
とコロンが二つ含まれている場合、システム全体の検索パスが二つのコロンの間に挿入される。
参考 manpath(1)