はじめに
Pythonで pipenv や dotenv などを使うと project dir の .env
ファイルを読み込んで環境変数を設定することができます。よくあるのは、.env
ファイルを .gitignore
に書いておいて commit しないようにしておくことで、環境別の動作を制御することができます。
私は PyCharm を愛用していますが、IDEからの実行時にこの .env
を読み込ませる方法がわからなかったのですが、ようやく先日見つけたので書いておきます。
Version
- MacOS 10.15.4
- PyCharm Professional 2020.1 (Community Edition でもたぶん大丈夫だと思われます)
設定方法
流れ
EnvFile
のタブを開いて、 Enable EnvFile
にチェックを入れます。
これで選べば終わりでしょって思いますよね。でも、 .env
のように .
で始まるファイルがダイアログに表示されないんですよね… 色々適当に操作しても上手く出せる感じがしない。そこで一工夫します。
追記:2021年12月23日
コメント頂いているように Commandキー + Shiftキー + .キー
を押すと、 .
で始まるファイルも表示されるようになります!
一工夫(は、上記のように不要ですが残しておきます)
project_dir に symlink を作ってしまいます。
% ln -s .env dot.env
もう一度、先程のダイアログを開くと、 dot.env
ファイルが増えているので選びます。
ちゃんと内容も反映されます。
IDEに反映させたら、symlinkは消しても大丈夫です。
% rm dot.env
さいごに
毎度手作業で設定したり更新したりしなくてよくなるので、ストレスが減りました。
まあ、たぶんみんな不便なので、1年以内には改善されるんじゃないかと思いますが...