Claude Codeの公式Changelogをリリースから最速で翻訳・解説しています。
v2.1.246 で、サードパーティゲートウェイ用の API キーが Anthropic へのテレメトリ送信にも載っていたバグが直りました。対象は ANTHROPIC_BASE_URL を設定している環境で、資格情報は発行元のホストにしか送られなくなります。全 61 項目のうち 49 件が修正という、足元の締め直し回です。
今回の拾いどころ:
-
ゲートウェイ用 API キーの送信先が修正 - Anthropic 向けテレメトリに
ANTHROPIC_BASE_URL用の資格情報が付いていた (v2.1.246) -
ワイルドカード許可ルールに起動時警告 -
Bash(git * main)の形は書き手の意図より広く一致する (v2.1.246) - transcript の深刻な速度低下が解消 - base64 のような長い 1 行を含む diff が原因 (v2.1.246)
API キーがゲートウェイの外に出ていた
ANTHROPIC_BASE_URL は、API リクエストの向き先をサードパーティゲートウェイへ切り替える設定。この構成でも Claude Code はテレメトリとメトリクスを Anthropic 本体へ送っており、そのリクエストにゲートウェイ用の API キーがそのまま付いていました。
ANTHROPIC_BASE_URL でゲートウェイを経由している環境では、ゲートウェイに渡すはずの資格情報が Anthropic のホストにも届いていました。v2.1.246 から、Claude Code は資格情報を発行元のホストにしか送りません。
資格情報まわりではもう 1 件。apiKeyHelper が短命な JWT を返す構成では、アイドル後の最初のプロンプトに期限切れのキャッシュ済みトークンが使われ、API エラーが画面に出ていました。v2.1.246 からは Claude Code が送信前に期限切れトークンを更新し、401 / 403 の認証エラーも静かにリトライします。
Bash(git * main) 型の許可ルールに警告が出る
{
"permissions": {
"allow": ["Bash(git * main)"]
}
}
サブコマンド部分をワイルドカードにしたこの形の許可ルールは、git checkout main のような想定のコマンドだけでなく、サブコマンドの前にオプションを差し込んだコマンドにも一致します。該当するルールがあると、v2.1.246 からは Claude Code が起動時に警告を出すようになりました。
/permissions と権限チェックには、ほかにも手が入りました。
- 末尾に
&&や||が残った不正な形のコマンドは、常に承認を要求するようになった -
/permissionsに Auto モードのタブが増え、auto mode の分類ルールを閲覧・編集できるようになった - コマンドサンドボックスのファイルシステム設定が
--setting-sourcesの指定を無視していた問題が直った
表示とセッション操作の修正を抜粋
いずれも v2.1.246 の修正・改善です。
| 対象 | 内容 |
|---|---|
| transcript 表示 | base64 のような長い 1 行を含む diff で深刻に遅くなっていた。長い行は省略マーカー付きで打ち切り表示 |
| メモリ使用量 | fullscreen と Ctrl+O の transcript 表示で、各行が transcript 全体のツール情報の複製を保持し、セッションが長いほど膨らんでいた |
| Bash ツール | 関数ごとの base64 サブシェルをやめてスナップショット関数を再生し、bash シェルでのレイテンシが下がった |
/stats |
日本を含む UTC より東のタイムゾーンで、ヒートマップの各日が 1 マスずれ、日曜の活動が月曜に表示されていた |
/fork |
フォーク済み・バックグラウンド化済みのセッションから実行すると、空の会話で始まっていた |
/cd |
移動先のプロジェクト設定・hooks・.mcp.json のサーバー・スキル・エージェントが、--resume を待たず移動直後に反映されるようになった |
| 非対話セッション |
-p や SDK 経由で応答がサーバーエラーや切断により途中で止まったとき、エラー終了ではなく自動で続きを取得するようになった |
| サブエージェント |
maxTurns で止まった結果が「完了」ではなく partial 扱いになり、SendMessage で続行できる旨のヒントが付くようになった |
新機能 3 件に修正 49 件
v2.1.246 の内訳は新機能 3 件、修正 49 件、改善 5 件、変更 4 件。バイナリを 340MB から 75MB に縮めた前回に続き、今回は資格情報の送信先を絞り、権限チェックの穴を塞ぎました。残りの修正は fullscreen 表示、バックグラウンドセッション、プラグイン管理の不具合に集中しています。
前回: Claude Code v2.1.241〜v2.1.245|バイナリが 340MB から 75MB に縮む|毎日Changelog解説