Claude Codeの公式Changelogをリリースから最速で翻訳・解説しています。
v2.1.233 で TodoWrite / TaskCreate などの Todo 系ツールが、Opus 4.8・Sonnet 5・Fable 5・Mythos 5 以降のモデルでは渡されなくなりました。TodoWrite を PostToolUse hook や statusline で拾っている設定は、モデルを切り替えた瞬間に何も起きなくなる。戻すには CLAUDE_CODE_ENABLE_TODO_TOOLS=1 を立てるだけです。
| 変更 (すべて v2.1.233) | 効く人 |
|---|---|
Todo / Task ツールが新モデルで無効化。CLAUDE_CODE_ENABLE_TODO_TOOLS=1 で復活 |
TodoWrite を hook / statusline の前提にしている人 |
| Windows の Bash 権限判定を v2.1.232 から一部巻き戻し。auto mode が止まり続ける regression も修正 | v2.1.232 で Windows の auto mode が使い物にならなかった人 |
NT の \??\ プレフィックスで UNC 検証を素通りする穴を修正 (NTLM 認証情報の漏洩経路) |
Windows で動かしている全員 |
--worktree に GitLab の MR URL を渡せる |
GitLab 運用のチーム |
Bash ツールのコマンドをメモリ cgroup で制限する CLAUDE_CODE_TOOL_MEMORY_LIMIT
|
Linux でビルドを回すセルフホスト / CI |
TodoWrite / TaskCreate が新モデルでは出てこない
対象: Opus 4.8 / Sonnet 5 / Fable 5 / Mythos 5 以降を使っていて、TodoWrite や TaskCreate を hook・statusline・カスタムスキルの前提にしている人。v2.1.233 に上げた時点で、ツール自体がモデルに渡らなくなります。
対象モデルでは TaskCreate / TaskGet / TaskUpdate / TaskList / TodoWrite がツール一覧から外れます。 それより前のモデルは従来通り。理由は changelog に書かれていません。画面上で見えるのは「Claude がタスクリストを作らなくなる」だけです。
困るのは、TodoWrite をトリガーにしていた周辺のほう。
-
PostToolUseの matcher にTodoWriteを書いている hook。呼ばれる相手が消えるので一度も発火しない - statusline や外部ダッシュボードで進捗を Todo から読み取っている仕組み
- サブエージェントの結果を TaskUpdate で集約させているカスタムスキル
戻すのは環境変数 1 つ。
export CLAUDE_CODE_ENABLE_TODO_TOOLS=1
settings.json の env に書けばプロジェクト単位で固定されます。デフォルトから外れた以上この環境変数がいつまで残るかは、changelog には書かれていません。
Windows は v2.1.232 の巻き戻しと NTLM 漏洩の穴塞ぎ
v2.1.232 の Windows で、auto mode が cd <dir> && <command> > file のような普通の Bash コマンドで毎回手動承認に落ちる問題がありました。v2.1.233 で修正済み。あわせて v2.1.232 で入れた Bash 権限の変更のうち、Cygwin 形式のシンボリックリンクと入力リダイレクト (< file) の分は丸ごと revert されています。「もっと絞った版を後のリリースで戻す」とのことなので、この扱いはまだ動きます。
v2.1.232 で Windows の権限判定が変わったのを見て allow ルールを書き足した場合の話。シンボリックリンクと < リダイレクトの判定は、v2.1.232 より前の挙動に戻りました。
もう 1 件、セキュリティ寄りの修正。NT の \??\ デバイスプレフィックスで書いたパスが UNC パス検証を素通りしていて、NTLM 認証情報が外に漏れる経路になっていた。v2.1.233 で塞がれています。影響範囲は Windows で Claude Code を動かしている環境すべて。
サーバーや CI で回している人向けの追加設定
v2.1.233 で入った設定はどれも opt-in で、書かなければ何も変わりません。
| 追加されたもの | 何が変わるか | 誰向け |
|---|---|---|
CLAUDE_CODE_TOOL_MEMORY_LIMIT |
Linux で Bash ツールのコマンドをメモリ cgroup に入れる。暴走したビルドがセッションごと固まるのを防ぐ | Linux のセルフホスト / CI |
CLAUDE_CODE_WEBFETCH_CACHE_TTL_MS |
WebFetch のセッション内 URL キャッシュ TTL。デフォルトは 15 分のまま | 更新頻度の高いページを WebFetch する人 |
forward_user_identity (apps gateway) |
Anthropic upstream にサインイン中ユーザーの識別情報をヘッダで付ける。gateway 裏の proxy でユーザー別に課金集計できる | 社内 gateway 経由で使っている組織 |
[claude-code:unrecognized_model] (print mode) |
未知のモデル ID でリクエストが出たとき stderr に 1 行出す。modelOverrides で対応付ければ消える |
-p を CI に組み込んでいる人 |
GitLab の MR URL と、静かに直った不具合
claude --worktree に GitLab のマージリクエスト URL を渡せるようになりました。claude agents の一覧では MR が !N 表記で並びます。origin が gitlab.com / bitbucket.org のリポジトリでは GitHub app のセットアップ tip も出なくなったので、GitLab 勢が毎回スルーしていた表示が 1 つ減る。
他に直った不具合で、CI やエディタ連携に響くもの。
- MCP v2 で、長時間ストリームを固定タイムアウトで切るサーバー (serverless など) に対して
subscriptions/listenを無限に開き直していた - Claude Desktop / VS Code 経由だと、権限プロンプトで
Notificationhook が発火していなかった - Linux でサンドボックス有効時、アイドル中のセッションが CPU 1 コアを 100% で握り続けることがあった
-
/review/checkupのような同梱スキルの alias が、ユーザー / プロジェクト側に同名スキルがあると-pモードで "Unknown command" になっていた - スキル引数の置換で、引数の値がもう一度テンプレートマーカーとして展開されていた
このリリースの位置づけ
Todo 系ツールの無効化は、モデル世代によって使えるツールが変わる最初の例。旧世代との差が機能ではなくツール一覧に出た形です。Windows の権限判定は v2.1.232 で広げた範囲を v2.1.233 で戻しており、2 リリース続けて動いています。
前回: Claude Code v2.1.232|サブエージェントの fork がデフォルトON|毎日Changelog解説