Claude Codeの公式Changelogをリリースから最速で翻訳・解説しています。
セッションで起きた不具合の報告を、その場にいた Claude 自身が下書きする SendFeedback ツールが v2.1.247 で入りました。人間に残るのは /feedback での確認と送信だけ。全 33 項目のうち 19 件が修正で、「Prompt is too long」でセッションが固まる問題の解消も含みます。
今回の拾いどころ (すべて v2.1.247):
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SendFeedback ツール追加 - 不具合報告の下書きを Claude が書き、送信は
/feedbackから - 「Prompt is too long」の詰み解消 - hook の大量エラー出力が会話に流れ込んでいた
- dotfiles 管理の settings.json が消える問題の修正 - nix / home-manager や stow の構成が対象
- Sonnet 5 の auto-compact 発動点の変更 - 1M セッションで約 934K から約 967K トークンに
SendFeedback、その場にいた Claude に報告書を書かせる
バグ報告の一番の手間は、何が起きたかを後から再構成すること。 v2.1.247 の SendFeedback ツールはここを逆転させて、セッション中に問題へ気づいた Claude がその場で報告を下書きします。
Added the
SendFeedbacktool: when something goes wrong in a session, Claude can draft a feedback report for you to review and send from/feedback(turn off with thefeedbackDraftssetting)
Claude が下書きを作り、ユーザーが /feedback で中身を確かめてから送る、という流れ。送信の判断は人間側に残り、挙動そのものが不要なら設定 feedbackDrafts でオフにできます。
エラーの全文も、直前にどのツールが何を返したかも、見ているのは Claude 本人です。人間が再現状況を思い出しながら報告文を組み立てる、あの作業が下書きの確認まで縮みました。
hook の大量エラー出力で「Prompt is too long」に詰む問題が解消
hook やバックグラウンドエージェントが数 MB 級のエラー出力を吐くと、会話に流れ込んで「Prompt is too long」から動けなくなる問題がありました。コンテキスト圧縮でも戻れず、セッションが手詰まりになる壊れ方です。v2.1.247 でこの流入が止まりました。
同じ系統で、hook やバックグラウンドタスクの出力ファイルが書き込めないときにメモリが際限なく増える問題も直っています。Claude Code は、出力を失った位置をファイル側に書き残します。claude agents で「opening…」のまま固まっていたバックグラウンドセッションの表示も、数秒で理由付きの失敗表示に変わりました。Enter で再起動できます。
nix / stow 管理の settings.json が消えていた
~/.claude/settings.json をシンボリックリンクで dotfiles 管理している構成で、Bash サンドボックスのコマンド後クリーンアップがリンクごと削除するケースがありました。リンクの向き先がサンドボックスの書き込み可能領域の外にある構成が条件で、nix / home-manager や stow の運用が該当します。
v2.1.247 でクリーンアップがリンクを消さなくなりました。設定ファイルが壊れる系ではもう 1 件、/terminal-setup が Zed の keymap.json を丸ごと上書きしていた問題も、キーバインドだけを差し込むマージ動作に変わっています。
Sonnet 5 の auto-compact、1M の枠を使い切る設定に
対象: Sonnet 5 を 1M コンテキストウィンドウで使っている人
v2.1.247 で、既定の auto-compact ウィンドウがフル 1M 基準になりました。発動点は約 934K トークンから約 967K トークンへ。圧縮なしで積めるコンテキストが 33K トークンぶん延びる計算です。
サブエージェントがモデル 404 で即死しなくなった
初回呼び出しでモデルが 404 を返すと、サブエージェントはそのまま死んでいました。v2.1.247 からはセッションのフォールバックモデルチェーンを辿って続行します。親エージェントへ返るエラーにもエラー種別・ステータス・リクエスト ID・モデル名が入り、どの指定で何が返ったかまでエラー文面で追えるようになりました。
一覧で拾う、そのほかの変更
細かい修正と挙動の変更 (いずれも v2.1.247) を表で拾います。
| 対象 | 変更内容 |
|---|---|
| 高速なキー操作 | 矢印キー + Enter の連打が 1 行上の項目に効いていた問題を修正 (履歴検索・/config・/model など) |
| 非ラテン配列 | kitty プロトコル端末で、キリル文字配列などでも Ctrl ショートカットが効くように |
| マウス入力 |
<35;150;7M のような制御列が入力欄に混入する問題を修正 |
/compact |
--agent セッションで既定のシステムプロンプトを使って要約していた問題を修正 |
| セッション間メッセージ | 1 行プレビューに折りたたまれ、Ctrl+O で全文を展開 |
| プラグイン | マーケットプレイス名の制御文字・不可視文字を拒否し、表示もエスケープ処理に |
| Bedrock / Vertex / Foundry | MCP サーバーの接続失敗が Claude に伝わり、「ツールが存在しない」と誤認しなくなる |
/claude-api |
cost-optimize で既存プロジェクトの API 費用を診断、Admin API の解説も追加 |
認証経路の整理が前日から続く
企業向けでは、ゲートウェイサインイン強制時にアナリティクスが起動時からオフになり、サインイン要求も surface=claude_code を名乗るようになりました。前日の v2.1.246 で扱ったゲートウェイ API キーの件に続き、認証経路の手当てが 2 日並んだ形です。新規追加は SendFeedback を含む 5 項目、19 件の修正は入力・クラウドセッション・プラグインまで広く散っています。
前回: Claude Code v2.1.246|ゲートウェイ用 API キーが Anthropic にも送られていた|毎日Changelog解説