Claude Codeの公式Changelogをリリースから最速で翻訳・解説しています。
/doctor に、CLAUDE.md を痩せさせる診断が v2.1.206 で入りました。中身のうち Claude がコードベースから読み取れる記述を洗い出し、削る候補として提示。手で膨らみがちな指示ファイルを、コマンド一発で棚卸しできます。
今回の注目ポイント
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/doctorが CLAUDE.md の削減を提案 - コードから導ける記述を削除候補として指摘する (v2.1.206) -
MCP の per-server
request_timeout_msが効くように - 60 秒デフォルトで切れていた長い MCP tool 呼び出しが直った (v2.1.206) -
/commit-push-prがpushDefaultリモートも自動許可 - origin 以外の push 先も確認なしで通る (v2.1.206) - バックグラウンド agent が更新後すぐ裏で自己更新 - アタッチ時の遅いアップグレード待ちが消える (v2.1.206)
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EnterWorktreeが管理外 worktree で確認を挟む -.claude/worktrees/の外へ入る前に確認プロンプトが出る (v2.1.206) -
/modelピッカーが別モデルの価格を表示していたバグ修正 - 行名と違うモデルの料金が出ていた (v2.1.206)
MCP tool が 60 秒で切れる問題が直った
--mcp-config や .mcp.json でサーバーごとに request_timeout_ms を指定しても、v2.1.205 以前は読まれていませんでした。時間のかかる MCP tool 呼び出しは、60 秒のデフォルトで一律に打ち切り。長い検索やビルド処理を MCP 経由で回していると、ここで詰まります。
v2.1.206 で per-server の request_timeout_ms が反映されるようになりました。指定した値までタイムアウトが伸びます。
この不具合は新規セッションで顕在化していました。request_timeout_ms を書いているのに 60 秒で切れる症状に心当たりがあれば、v2.1.206 で解消します。
/doctor が CLAUDE.md の「コードで分かる記述」を削らせる
対象読者: CLAUDE.md が育ちすぎて、何が効いているか分からなくなってきた人。
v2.1.206 の /doctor に、チェックインされた CLAUDE.md を対象にした診断が加わりました。中身のうち Claude がコードベースから直接読み取れる記述(ディレクトリ構成、使っているフレームワーク、命名規則など)を洗い出し、削る候補として提案してきます。
proposes trimming checked-in
CLAUDE.mdfiles by cutting content Claude could derive from the codebase
CLAUDE.md は放っておくと膨らみます。コードを見れば分かることまで書き込むと、コンテキストを圧迫するだけで効き目は薄い。この診断は、コードと重複する記述だけを抜き出し、削除候補として並べます。全文を読み返して要否を判断していた手間が、/doctor の提案から始められます。
push と worktree で確認の入り方が変わった
/commit-push-pr はこれまで origin への git push だけを自動許可していました。v2.1.206 からは remote.pushDefault に設定したリモート、あるいは唯一のリモートも対象に加わります。fork 運用や origin 以外を push 先にしている環境で、確認が一つ減る。
逆に EnterWorktree は確認が増えました。プロジェクトの .claude/worktrees/ の外にある worktree へ入るときだけ、確認プロンプトを挟みます。管理下のディレクトリはそのまま、範囲外だけ一拍置く形。
その他の変更
| バージョン | カテゴリ | 変更点 | 概要 |
|---|---|---|---|
| v2.1.206 | 新機能 |
/cd にパス補完 |
/add-dir と同じディレクトリ候補を表示 |
| v2.1.206 | 認証 | 期限切れログインのエラー改善 | 全モデルが「選択モデルに問題」と誤表示していたのを /login 案内に変更 |
| v2.1.206 | MCP | OAuth MCP の再認証不要に | トークン更新が 1 回失敗しただけで手動再認証を求められていた |
| v2.1.206 | 起動 |
claude --resume / --continue のキー入力修正 |
起動直後にキーボードを受け付けない不具合を解消 |
| v2.1.206 | agent |
CLAUDE_CODE_EXTRA_BODY が効くように |
claude agents / --bg のワーカーで無視されていた |
| v2.1.206 | 改善 |
/code-review の指摘品質向上 |
claude-opus-4-8 で全 effort レベルの精度を改善 |
| v2.1.206 | Bedrock | 起動ハング修正 |
awsCredentialExport 使用時の数分のハングを解消 |
| v2.1.206 | agents view | 表示改善 | ステータス列が端末幅いっぱいに、Ctrl+X で完了セッションを完全削除 |
まとめ
v2.1.206 は追加より修正が主体のリリースです。バグ修正 18 件のなかで体感を変えるのは、MCP の request_timeout_ms が効くようになった点。新機能で目立つのは /doctor の CLAUDE.md 診断で、コードから導ける行を削除候補として出してくれます。