Claude Codeの公式Changelogをリリースから最速で翻訳・解説しています。
v2.1.235 で、権限ダイアログのコメント欄で Shift+Tab を押すと編集が承認され、セッション全体の編集許可まで付いてしまうバグが直った。欄を閉じるつもりのキー操作が、許可の付与になっていたわけです。同じリリースで「don't ask again」の選択肢も、実際に付与される範囲と表示が常に一致するように変わっています。
| 変更 | 中身 |
|---|---|
| Shift+Tab で編集許可が広がっていたバグ | 権限ダイアログのコメント欄で Shift+Tab を押すと、欄が閉じる代わりに編集が承認され、セッション全体の編集許可まで付いていた |
| 「don't ask again」の表示と付与範囲 | 文言と選択肢が実際の許可範囲と常に一致。全文を表示できないときは選択肢が出ない |
spellcheck 設定 |
入力中のプロンプトでスペルミスに下線。手元の aspell / hunspell / ispell を使う |
| LSP 切断でのプロンプトキャッシュ無効化 | セッション途中の language server の切断・再接続で、キャッシュ全体が無効化されていた |
| クラウドセッションのメモリ・CPU |
/ultrareview や /autofix-pr のバックグラウンド実行中、イベントストリームを毎回再スキャン・再描画しなくなった |
許可ダイアログ、見えている内容と付与される範囲が一致するように
権限ダイアログのコメント欄で Shift+Tab を押すと、欄が閉じる代わりに編集が承認され、そのセッション全体の編集許可まで付いていました。 v2.1.235 で直り、Shift+Tab はコメント欄を閉じるだけの操作になっています。
修正前は、コメント欄からの Shift+Tab が「この編集を承認し、以後このセッションでは編集を聞かない」と同じ結果でした。コメントを書きかけて抜けたつもりの操作で、編集許可がセッションに残ります。影響があるのは、権限ダイアログのコメント欄を使っていて、かつ Shift+Tab で抜ける癖がある人です。
もう 1 件、同じ v2.1.235 で「don't ask again」の扱いも変わりました。ダイアログの表示文言と「don't ask again」の選択肢が、実際に付与される許可の範囲と常に一致するようになっています。内容を全部表示しきれないケースでは、「don't ask again」の選択肢そのものが出ません。見えていない範囲まで恒久許可する選択肢は、そもそも出なくなりました。
コメント欄の方は操作ミスで、「don't ask again」の方は表示の不足で、それぞれ画面で判断した以上の許可が付いていた。v2.1.235 はその 2 経路を塞ぐ修正です。
spellcheck 設定、入力中のスペルミスに下線
今回唯一の新機能。 spellcheck 設定を有効にすると、プロンプト入力欄で打っている途中のスペルミスに下線が付きます。辞書エンジンは同梱ではなく、手元にインストール済みの aspell / hunspell / ispell を呼ぶ作りです。
既定では無効の opt-in で、対象はプロンプト入力欄だけ。英語で長めの指示を書き込む人に効く機能です。
メモリ・CPU・エラー文言まわりの修正
どれも設定に手を入れずに、v2.1.235 に上げた時点で効きます。
| 対象 | v2.1.235 での変更 |
|---|---|
組み込み grep (macOS / Linux ネイティブ版) |
病的なパターンはメモリを食い潰す前に失敗する。-m N と -A / -C の併用でコンテキスト行が正しく出る |
SendMessage |
クロスセッション配送に大きすぎるメッセージを、黙って落とさず最初から拒否する |
| Agent tool | general-purpose が使えないセッションで subagent_type を省略すると、使えるエージェント一覧付きのエラーになる。以前は general-purpose を既定として案内していた |
| コンテキスト上限エラー | auto-compact が無効のときはその旨を表示し、/config での再有効化を案内する |
| ダイアログ | 矢印キーと Enter を素早く押したとき、移動先の選択肢が選ばれる。以前はハイライトが移る前の選択肢が選ばれていた |
v2.1.235 の全体像
新機能は spellcheck の 1 件で、残り 18 行は修正と改善。許可ダイアログの 2 件を除くと、メモリ・CPU・表示・エラー文言の修正が中心で、設定ファイルや運用に手を入れる種類の変更は入っていません。Shift+Tab の件は、キー操作ひとつで編集許可がセッション全体に広がっていたぶん、修正前の影響範囲が読みにくいバグでした。