19
8

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

生成AIに「〇〇教えてください」と聞くのやめない?

Last updated at Posted at 2025-09-12

お断り

ポエムです。技術的な要素はないですし、特段の検証もしていません。

忙しい人のためのまとめ

この記事では以下のことを述べています。

  • プロンプト入力で「教えてください」は「調査してください」と言い換える

はじめに

こんな記事を見つけました。

どちらの記事も端的に言えば、「生成AIはあなたの上司や先輩ではありません」ということですし、「上司として部下に適切に指示を出しなさい」のようなことを言っています。

現実は...

でも難しいんですよね。ほとんどの人は教えを請うことには慣れていても、指示を出すことには慣れていないので。上述の記事のように「問題の背景情報を整理した上で指示するプロンプトを書きなさい」と言われてもなかなかうまく行きません。そしてつい、「教えてください」と言ってしまいます。私もそうでした。

提案

それで、一つ提案があります。

  • 「教えてください」は「調査してください」と言い換える

これだけです。

ChatGPTのような最近の会話AIの場合、モデルが持っている知識だけで答えるのではなく、ウェブページを色々探し回って答えることが増えていると思います。もし、そういう行動が外から分かる人に依頼を出すなら、「教えてください」ということが不自然に感じられるはずです。だって彼/彼女は自分の知らないことに応えようとしているのだから。こんな時に適切なプロンプトは「調べてください」ですよね。

背景情報 - その質問に至る情報の扱い

ここではもう一点、重要な話題があります。その質問に至る情報の扱いです。それがなければ適切に回答することが難しいこともあります。しかし、最初のプロンプトで適切な回答を導こうとすること自体にも無理があります。人との会話であっても最初にある程度材料を用意して依頼をしても、得られた結果から新しい視点が開けて、別の質問をしたくなることが多いはずです。

だから、頑張って情報を整理して最初のプロンプトで全部渡そうと努力するんじゃなくて、その時思いついた範囲内程度で情報を付加して質問し、その応答を見ながら議論の方向性を修正する感じで次の質問をすればいいのです。場合によっては生成AI側から、「〇〇の情報もください」と言ってくるので、それに従えばいいです。

もう一つの問題 - 生成AIとの向き合い方

もし、あなたが生成AIにいつも「教えてください」と言い続けると、あなた自身の内面で生成AIは絶対的な存在となり、あなたは生成AIに盲目的に従うようになってしまいます。これは生成AIがあなたをそうさせるのではなく、あなた自身があなたをそのように教育してしまうのです。やはりそこから脱しなければなりません。

「教えてください」を「調査してください」と言い換えることにより、その関係性は変わります。少なくとも単に教えを請う人から指示を出す人に昇格です。先生と生徒の関係から少なくとも同僚、そして上司部下の関係になります。この言い換えを使い続けることで、あなたを従属的な人になってしまうのを阻み、生成AIと対等な関係、または生成AIを道具として使う関係を維持できるのではないかと思っています。

最後に

あなたと会話している生成AIは、ちょっと視野狭窄だけど、とても真面目で優秀な「部下」です。

19
8
1

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
19
8

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?