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FlexプラグインTips(ダイヤルパッドで発信番号を選択する)

Last updated at Posted at 2022-07-22

2023年5月1日を持ちまして、株式会社KDDIウェブコミュニケーションズのTwilioリセール事業が終了したため、本記事に記載されている内容は正確ではないことを予めご了承ください。

はじめに

みなさん、こんにちは。
KDDIウェブコミュニケーションズ、Twilioエバンジェリストの高橋です。

今回もまたまた Flex Plugin についての記事となります。

前回の記事でも書いたように、Flex で発信をするときには、Dialpad を使います。

しかしこの Dialpad は、設定で指定した CallerId (発信元番号)が自動的に選択されてしまうので、番号を複数利用しているプロジェクトではうまくありません。
そこで、このプラグインの登場です。

何ができるの?

まずは以下のスクリーンショットをご覧ください。

スクリーンショット 2022-07-22 9.25.38.png

Dialpad に CallerId の選択プルダウンが表示されているのがわかります。
このプラグインを使うと、このようにすでにプロジェクトで購入済みの電話番号が選択でき、その番号で発信が可能になります。

セットアップ

以下の GitHub 上にソースコードを準備しています。

こちらをgit cloneしていただき、README にかかれているようにセットアップを行いましょう。

このプラグインには Functions が含まれています。この Functions が、購入済みの電話番号のリストを取得します。
ですので、まずは Functions を先にデプロイして、そこで払い出された URL をプラグインの.envに指定します。

前回の記事のSIP発信と共存すると、StartOutboundCall アクションがコンフリクトしちゃいます。その場合は、以下のようにブランチを Clone してください。こちらは、SIP 発信機能がマージされています。
git clone --branch outbound-sip https://github.com/mobilebiz/plugin-outbound-number-selector.git

まとめ

正直、このプラグインは結構時間がかかりました。正味3日くらいですが。
Flex Plugin を作る際には避けて通れない以下の3つの知識が必要です。

  • Flex UI をつかって、コンポーネントをデザインする(Dialpad にリストボックスを表示する)
  • Action Framework を変更する(発信元番号を差し替える)
  • Redux(Store)で値を管理する(選択された番号を発信時読み出す)

どれも解説することがたくさんありすぎるので、そのうちプラグイン入門講座でも開きたいと思います。


Twilio(トゥイリオ)とは

https://cloudapi.kddi-web.com
Twilio は音声通話、メッセージング(SMS /チャット)、ビデオなどの 様々なコミュニケーション手段をアプリケーションやビジネスへ容易に組み込むことのできるクラウド API サービスです。初期費用不要な従量課金制で、各種開発言語に対応しているため、多くのハッカソンイベントやスタートアップなどにも、ご利用いただいております。

Twilioに関するご相談などがございましたら、ぜひ毎週水曜日の午後に開催しております相談会をご利用ください。
Twilio相談会(毎週水曜日)

自己紹介  
高橋克己(Katsumi Takahashi) 自称「赤い芸人
グローバル・インターネット・ジャパン株式会社 代表取締役
株式会社KDDIウェブコミュニケーションズ Twilio事業部エバンジェリスト

2001年より大手通信事業者の法人サービスの教育に携わり、企業における電話のしくみや重要性を研究。2016年よりTwilio事業部にジョインし、Twilioを使ったスマートコミュニケーションの普及活動を精力的に行っている。
2015 Hall of Doers
2019 Twilio Champions
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