2023年5月1日を持ちまして、株式会社KDDIウェブコミュニケーションズのTwilioリセール事業が終了したため、本記事に記載されている内容は正確ではないことを予めご了承ください。
はじめに
■■■ 重要 ■■■
2021年8月現在、日本の番号(050/0120/0800)の購入については、法人契約が必須となります。
以下の手順での申請はできませんので、ご注意ください。
みなさん、こんにちは。
Twilioエバンジェリストの高橋です。
日本国内における法改正の影響などにより、現在管理コンソール上から新規で電話番号を購入するためにはBundlesの登録が必須となっています。
この記事では、Twilioで電話番号を購入するために必要となる、Bundlesの登録方法について解説をします。
なお、本記事は2019年12月14日現在のものですので、最新情報等につきましては、適宜KDDIウェブコミュニケーションズのページにてご確認ください。
Bundlesの登録が必要なケース
登録が必要なのは、こちらのページに記載のある国の電話番号を購入するときのみです。
日本はこのリストに含まれているため、今回のBundlesの登録が必要になります。
すでに保有している日本番号についても、本記事に従って登録したBundlesの割当をなるべく早急に行う必要があります。
登録準備
Bundlesの登録には法人登録か個人登録かの2種類がありますが、本記事では個人登録の方法について解説をします。
登録に先立ち、以下に示すいずれかの本人確認書類を予め用意しておいてください。
- 運転免許証
- 運転記録証明書
- 健康保険証
- 母子通帳
- パスポート
- 在留カード
- 特別な永住者の証明書
資料については、こちらに記載があります( National / Toll-free 番号になります)。
今回は運転免許証を利用します。
データは、PDF/JPEG/PNGのいずれかの電子データとして用意してください。また、ファイルのサイズは5MB以下にします。
また、本人認証はアカウント単位になりますので、サブアカウントをご利用頂いている方は、サブアカウント単位で認証登録が必要となります。
なお、本手順に沿って作業を行うことで、Bundlesと同時に住所も登録できます。
本人確認書類の提出方法
今回は管理コンソールを使って登録を行いますが、登録用のRestAPIも今後用意される予定です。
作業手順
- Twilioの管理コンソールにログインします。
- Phone Numbers(電話番号)メニューの中のRegulatory Complianceを選択します。
- Bundlesが選択されている状態で、Create a Regulatory Bundleボタンを押します。
- PHONE NUMBER'S COUNTRYのプルダウンリストから「Japan」を選択します。
- TYPE OF PHONE NUMBERは、すでに持っている、もしくはこれから購入する番号によって選択します。050を保持している場合、「National」を、0120/0800を保持している場合、「Toll-Free」を選択しておきます。両方該当する場合、2種類Bundleを作成する必要があります。
重要
Twilioでは、電話番号の種類として、Local、Mobile、National、Toll-Freeの4つがあります。このうち、Localについては、本来は地域番号(日本では、いわゆる03とか06のような番号)を指し、Nationalについては、地域に依存しない番号(日本では050など)を指します。しかしながら、Twilioの管理コンソール内だけは、LocalとNationalが逆になっています。この部分に関しては、このあとTwilio側で改修が行われる予定です。
- Nextボタンを押します。
- Select the End User of the Phone Numberでは、「Individual」を選択します。
- Ok, got itボタンを押します。
- Nextボタンを押します。
- ここでは、以下の項目を入力します。
項目 | 設定内容 |
---|---|
FIRST NAME | 運転免許証に記載されている名を日本語で記入しました |
LAST NAME | 運転免許証に記載されている姓を日本語で記入しました |
BIRTH DATE | 誕生日をYYYY-MM-DD形式で記入しました(選択してもOKです) |
- Nextボタンを押します。
-
Upload first Supporting Documentボタンを押します。
-
プルダウンリストからDriver's licenseを選択して、Uploadボタンを押します。
-
運転免許書のデータを選択してアップロードします。
- 運転免許証をアップロードする際に、入力した項目は以下のとおりです。
項目 | 設定内容 |
---|---|
BIRTH DATE | 先程と同じ誕生日をYYYY-MM-DDで指定しました |
FIRST NAME | 運転免許証に記載されている名を日本語で記入しました |
LAST NAME | 運転免許証に記載されている姓を日本語で記入しました |
Does this Supporting Document also confirm the End-User's Address? | Yesを選択しました |
ADDRESS FRIENDLY NAME | 「自宅」と入力しました |
ADDRESS 1 | 運転免許証に記載されている丁目番地を記載されている通りに記入しました(例:1-1-1) |
ADDRESS 2 | 運転免許証に記載されている町村名を記入しました(例:大手町) |
CITY | 運転免許証に記載されている市区名を記入しました(例:千代田区) |
STATE/PROVINCE/REGION | 運転免許証に記載されている都道府県名を記入しました(例:東京都) |
COUNTRY | 「Japan」を選択しました |
POSTAL CODE | 郵便番号を記入しました |
- Saveボタンを押します。
- Nextボタンを押します。
- Bundleに名前をつけるダイアログが出ますが、とりあえずデフォルトで入っている内容のままNextボタンをおします。
- 承認結果の通知先メールアドレスを入力します。
- Submitボタンを押します。
- プライバシーポリシーが表示されるので、Agreeボタンを押します。
以上で登録は終了となります。
このあと、通常は3営業日以内に確認作業が行われ、その結果がメールで通知されます。
まとめ
本人認証関連の仕組みはかなり頻繁に変更されるので、常に最新の情報をKDDIウェブコミュニケーションズのページで確認してください。
Twilio(トゥイリオ)とは
https://twilio.kddi-web.com
Twilioは音声通話、メッセージング(SMS/チャット)、ビデオなどの 様々なコミュニケーション手段をアプリケーションやビジネスへ容易に組み込むことのできるクラウドAPIサービスです。初期費用不要な従量課金制で、各種開発言語に対応しているため、多くのハッカソンイベントやスタートアップなどにも、ご利用いただいております。