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Excelで移行資料を効率的に作る実践テクニック集

Last updated at Posted at 2025-12-05

はじめに

本年度は移行系の案件を担当し、多くの資料作成を行ってきました。
その中で特に

  • タイムチャート(ガントチャート)
  • パラメータシート(設定値・移行先情報)

を作成することが多かったのでそれらを作成するにあたって、役立つテクニックを紹介します。

ガントチャートの作り方


① 時間軸(24時間)を作成する

まず横軸に「1時間ごと」の時刻を並べる

作業名 開始日時 終了日時 00:00 01:00 02:00 03:00 ... 23:00
作業A 09/27 01:00 09/27 23:00

手順

  1. A1セルに基準日時(例:2063/09/27 0:00)を入力
  2. B1セルに次の式を入力:
excel
=A1 + TIME(1,0,0)

→ 1時間後の日時が表示される
3. 右方向にドラッグして24列分コピー
4. 表示形式を「h:mm」または「m/d h:mm」に設定

これで、0:00〜23:00までの時間軸が完成します

② 条件付き書式で自動的に期間を塗りつぶす

開始日時と終了日時を入力すると、自動で対応する時間帯が塗りつぶされるように設定します
条件付き書式の数式:

excel
=AND($B2<=E$1,$C2>$E$1)
  • $B2 … 開始日時(例:09/27 01:00)
  • $C2 … 終了日時(例:09/27 05:00)
  • \$E$1 … 横軸の時刻セル

この数式を条件付き書式に設定し塗りつぶし色を選ぶと
指定した時間帯だけ自動的に色が付きます

作業名 開始日時 終了日時 0:00 1:00 ... 22:00 23:00
マシン停止 09/27 00:00 09/27 01:00 ...
マシン移行 09/27 01:00 09/27 05:00 ...
事後確認 09/27 05:00 09/27 07:00 ...

③ 見やすさを改善するポイント

項目 内容
列幅 1〜2px程度に設定(24列で1日分)
行の高さ 工程を視認しやすいように広めに
時間軸の2段構成 上段に日付、下段に時刻を配置
工程ごとに色分け 担当者やフェーズ別に色を分けると視覚的に明確

※曜日を表示する(任意)

excel
=TEXT(A1,"aaa")

→ 時間軸上に「月」「火」などを表示できる

④ 日をまたぐ工程にも対応

日をまたぐ作業(例:09/27 23:00〜09/28 02:00)にも対応可能です。

Excelの日時は内部で連続した数値として扱われるため、
開始日時・終了日時を正しく入力していれば、自動的に塗り分けされます

⑤ 休日や夜間帯の背景を変える(任意)

深夜帯や休日部分をグレーにすることで、見やすさが向上します。

夜間(22:00〜6:00)をグレーにする条件式

excel
=OR(HOUR(E$1)>=22,HOUR(E$1)<6)

土日をグレーにする条件式

excel
=WEEKDAY(E$1,2)>=6

パラメータシート作成テクニック


データ入力規則(ドロップダウンリスト)

移行先やOSなど、決まった選択肢を統一して入力することで表記ゆれを防ぎます

データ → データの入力規則 → リスト

例:

text
Windows,Linux,未定

XLOOKUPでマスタ参照

別シートのマスタ表から自動で値を取得

excel
=XLOOKUP(A2,マスタ!A:A,マスタ!B:B)

IFERRORで未登録を検出

excel
=IFERROR(XLOOKUP(A2,マスタ!A:A,マスタ!B:B),"未登録")

COUNTIFで重複チェック

excel
=COUNTIF(A:A,A2)>1

おわりに

移行資料の作成では、スケジュールや設定値など「人手での更新ミス」が最も多いトラブル要因になると思います。
Excelには、こうしたヒューマンエラーを防ぐためのセルフチェック機能が豊富に備わっています。

ガントチャートやパラメータシートのような移行資料は、正確さと整合性が重要です。
だからこそ、人が目で確認する前にExcel自身がチェックする仕組みを入れることが重要です。

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