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「画像認識」処理を行う「機械学習エンジニア」は要らなくなるかも ~ Microsoft Lobe と Azure Virtual Machines で遊んでみた ~

Last updated at Posted at 2020-11-03

Lobe のプレビュー

2年ほど前に買収したLobeというAI製品だが、2020年10月26日より新たなソフトのプレビューが可能になったようだ。Microsoft社としての(プレビュー)リリースとなる。
https://lobe.ai
元々マイクロソフトの製品でなかったこともあってかMacでもWindowsでも動く。

このツールの何が良い?

・少なくとも今は無料。
・ドラッグドロップ、スマホなどとの連携が容易。ローコードというよりノーコードに近い。
・画像を画質落とさずそのまま読ますことができる
(テストとして利用したデータは https://unsplash.com/ からダウンロードしてみた)
・1枚に1個タグをつけられる。タグは自由に設定できる。(野菜や果物の固有名称を例にして遊んでみたが、「OKかNGか」といったタグもできる。)
・新たなイメージを読み込ませた際に正しく認識できたか否かを記録していくことができる(徐々に精度を高めることができる)
・判定サーバーをローカルで動かすこともできるしTensorFlow / TensorFlow Liteと連携もできる。

みかんとイチゴを認識させてみた
機械学習イメージ1.png

新たなイメージが何なのか判定させてみた
機械学習イメージ2.png

新たなイメージが何なのか判定させてみた
機械学習イメージ3.png

エクスポート画面:
機械学習イメージ4.png

ローカルAPIの例:
機械学習イメージ5.png

サーバーとして動かした場合など・・・

(1)Azure / AWS / Google Cloud / ローカルにサーバーを立てる場合:
"TensorFlow 1.15 SavedModel" または "Local API" REST endpoint
※ローカルAPIとする場合、ポート38100を使うようでWindows OSレベル(インストール後初回起動時にWindows Firewallについては聞かれる)とAzure等の場合はNetwork Security Groupの開放設定も必要。Azureの設定例は下記にも参考情報として追加しておいた。
(2)"Core ML": Apple iOS
(3)"TensowFlow Lite" : Android or Raspberry Pi
(4)"Spreadsheets and local images"

lobe.png

Azureで設定する場合の追加情報:
Azureの良いところは固定IPでなくてもVirtual Machine仮想OSにアクセスするためのDNS名を入手できること。DNS名でアクセスをするようにすればIPが変わってもシステム変更をしなくてよくなる。AzureでRDP,Ping,38100のポートを全開放してみた事例(セキュリティ的にやや甘いので企業内の本番サーバーとする場合はAny <-> Anyではないほうが良い)。
http://AzureサーバーDNS名:38100/predict と入力し
"404 NOT FOUND" というリプライが返ってくればローカルREST APIとしての接続はできていることになる。実際に画像をインポートしてRESTで動かす場合は/predict/xxxxxxxxxxのように長い文字列が続く。
Azure のDNS名は各Azureリージョン毎早い者勝ちとなる。各Virtual Machine毎に設定できる。
私の場合は単価の安いwestus2でマシンを動かしているので、
任意の名前の後のDNS名はwestus2.cloudapp.azure.comと続いている。
DNS名.png

Python, .Net API

Pythonと.Net APIが正式公開されていました。コードが好きな人はこれらを見てみるのも良いでしょう。
https://github.com/lobe/lobe-python
https://github.com/lobe/lobe.NET

サンプル用途例

https://lobe.ai/examples
lobeexample.png

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