よく使う Nerves の mix タスクはどこで定義されている？

はじめに

Elixir/Nerves で開発していると、いろんな mix タスクを使いますよね。

# 利用可能なタスクを一覧表示
mix help

# Nerves 関連タスクを絞って確認
mix help | grep firmware
# mix burn
# mix firmware
# mix firmware.burn
# mix firmware.gen.gdb
# mix firmware.gen.script
# mix firmware.image
# mix firmware.metadata
# mix firmware.patch
# mix firmware.unpack
# mix upload

よく使うタスクをざっと挙げるとこんな感じでしょうか：

• mix nerves.new
• mix deps.get
• mix compile
• mix firmware
• mix burn
• mix upload
• ...

どこで定義されてるの？

調べてみると、これらのタスクはひとつのパッケージに集約されているわけではなく、それぞれ別々の Elixir パッケージに実装されていることが分かります。

以下に代表的なタスクとその定義元をまとめました：

mix タスク	提供パッケージ	定義ファイル
mix nerves.new	nerves_bootstrap	lib/mix/tasks/nerves
mix deps.get	elixir	lib/mix/lib/mix/tasks
mix firmware / mix burn	nerves	lib/mix/tasks/firmware.ex
mix upload mix firmware.gen.script	ssh_subsystem_fwup	lib/mix/tasks/firmware

Nerves開発におけるmixタスクの実装は、用途ごとに役割分担されており、実際のソースコードを読みに行くと、裏で何をしているのか理解できて面白いです。

おわりに

普段なんとなく使っている mix コマンドも、実は複数のパッケージにまたがって定義されています。

「このタスク、どういう仕組みで動いてるんだろう？」と思ったときには、Hexパッケージのリポジトリを辿ってみると、新しい発見があるかもしれません。