VPNやRDPを中継して、html5なクライアントつまりWebブラウザでリモートデスクトップさせてくれる「Guacamole」。前から使おうと思ってて、そろそろ評価しようとインストールしてみたら、公式サイトのドキュメントが古くなっててハマったのでメモ。
RHEL系もUbuntuもパッケージで入れられると書いてあるんだけど、書いてあるパッケージが見つからなかったり、最新版のパッケージがないようだったりしたので、ソースから入れることにしました。
Guacamoleは、guacamole-server(guacd)と、tomcat上でクライアント部を担当するguacamole.warから構成されます。試した範囲では、まあ、当たり前ですが、2つのモジュールは同じ版である必要があるようです。
まずはguacamole-serverから。
http://guac-dev.org/release/release-notes-0-9-1
の「guacamole-server-0.9.1.tar.gz」を持って来て、バラして、makeします。これについては、公式サイトのドキュメントの通りで。makeかけて足りないとか言われたライブラリを入れたりはしましたが、割とドキュメントの通りでした。
次にtomcat用のwarで、ドキュメントにはmaven使えって書いてますが、
http://guac-dev.org/release/release-notes-0-9-1
に「guacamole-0.9.1.war」があるので、これ使いました。tomcat6が動くようにして、これをdeployしました。
あと、tomcatの待ち受けポートが8080なのを、設定ファイルで80にしようとしたけど、上手く働かなかったので、iptablesで80受けて8080に流す設定にしました。
これで無事動くようになったのですが、proxyサーバ噛んでる環境だと、もう一捻りしないと通れないようです。
おわり。