##はじめに
テスター・テスト設計初心者の私がJSTQB(FL)を取得するまでに行った事を共有します。これから資格取得を目指す方のヒントになれば幸いです。
##まず最初に行ったこと
####・出題範囲全体の把握
全部で何章あり、どういった内容か、各章はどれくらいのボリューム感か、などシラバスや参考書を使って全体像を把握しノートにまとめました。
####・試験日から勉強開始日まで逆算して勉強のスケジュールを立てる
出題範囲の内容を踏まえて「試験1か月前までに模擬試験で〇点取れるようにする」、「今月の3週目までに〇章まで参考書を読む」など、試験日から逆算していつまでにどの程度進めるか目標を立てました。目標には必ず数字を設定して、出来たか出来なかったかを簡単に判定できるようにします。こういった目標を立てておくことで全体のペースの進捗を確認出来ます。
また、仕事やプライベートで突発的な予定が入ることも想定して、スケジュールには余裕を持たせておきます。併せて気分転換やストレス解消の為の予備日を設定しておくことをおすすめします。
####・1日の中で勉強する時間をどこに組み込むか考える
私は通勤での移動時間中(バスで片道30分)は、練習問題を解く時間にしました。これは今振り返ってみてもいい方法だったと思います。平日は自宅でなかなか勉強する気になれなかったので、通勤時間は練習問題を解く時間と決めてしまえば自宅で勉強しなくても罪悪感がなく、結果的にストレスが少ない状態で毎日勉強を続けることができました。
##具体的な勉強方法
私が使用したのは参考書『ソフトウェアテスト教科書 JSTQB Foundation 第4版 シラバス2018対応』と、スクエアリングサービスです。
基本は参考書を読み、スクエアリングサービスで有料会員になり練習問題を解くことを繰り返し行いました。
公式で公開されているシラバスをダウンロードして勉強するのが一番いいとは思いますが、一度読んでみて難しく感じるようなら、ちょっとお高いですが参考書を購入することをお勧めします。参考書ではかなり内容をかみ砕いて書かれているのでシラバスが難しいと感じた人だと取っつきやすいと思います。あと実物の参考書は分厚いので電子書籍だとかさばらなくて便利です。内容の改定が入っているので購入する際は最新のものを購入しましょう。
参考書の練習問題は試験対策としては問題が易しすぎると思うので、練習問題はほかで補うのがいいと思います。
勉強の中で私が一番時間を割いて行ったのは『練習問題を解くこと』です。
この方法は試験形式にも近く、内容を覚えやすいと聞いたので取り入れました。
練習問題を解いた後は参考書を読み返したり、試験直前に読む用のノートを作成し内容をまとめる作業を行いました。
覚え方は人それぞれだと思いますが、私は文章でノートにまとめるより図解した方がイメージがつきやすかったので、苦手な箇所は図を書いてまとめました。
ここでポイントなのは、あくまでも「自分が」理解できることが最も大切です。多少、字が汚くても見栄えが悪くてもいいので自分が理解できる内容になるようまとめましょう。
##試験に関して
ここからは試験を受けてみての所感や気づいたことをまとめています。試験全体の所感は「スクエアリングの模擬試験よりちょっと難しいし時間が足りない!」です。
#####・試験内容について
全体的にスクエアリングでやっていた模擬試験よりひねった問題文で出題され、じっくり考えているとかなり時間を取られた印象です。あと文章問題は問題用紙の最後の方に固まってる想定だったので、飛ばした後見返すのにちょっと手間取りました。また、文章問題は問題文が模擬試験より倍くらい長かったのでとても焦りました。
それから自分の解答が数問連続で同じ番号になっていて焦ることもありましたが、問題を見返して冷静に対処しました。
#####・持ち物について
想定していたより時間が足りなかったので試験中は腕時計を何回もチラ見していたのを覚えています(笑)腕時計はいらないかも?と思っていましたが、意外と役に立ったなという印象です。当然ですが座席は受験番号順に指定されているので移動ができません。座席位置によっては時計が見えづらい場合があるので腕時計を持っていくことをお勧めします。
##おわりに
こんな感じでしたが無事1回目の受験で合格することができました。一例として参考になれば幸いです。