#はじめに
Nextcloud(ownCloudも)は、構築をする際の初期設定で、ファイルの保管場所を指定します。よく、/dataや、/home/data なんかを指定する事が多いです。ただ、既存のストレージがあるのであれば、有効に活用したいと思いますよね。今回は、Nextcloud(ownCloudも)の人気の機能である、「外部ストレージ連携機能」を紹介したいと思います。CIFSのファイルサーバとか、S3互換APIといったストレージのフォルダ(バケット)をNextcloud上に表示する事ができる機能です。
#プラグイン
プラグイン名は「External storage support」です。これを有効にします。
#設定画面
プラグインを有効にすると、管理者画面に項目が追加されます。
これだけのストレージが連携できます。よく使われるのは、SMB/CIFSと、AmazonS3ですね。
追加のプラグインで、Sharepointや、
GoogleDriveの項目も追加できます。
ユーザ自身が外部ストレージ連携設定をできるように許可もできます。その際に、どのストレージを許可するかの選択もできます。
ユーザが設定できる許可をしたら、個人設定画面にも外部ストレージ連携の画面が表示されます。ちなみに、ローカルストレージは連携できません。(当たり前か)
連携設定ができたら、ホーム画面に連携したフォルダ(やバケット)が表示されます。フォルダアイコンに矢印が付いているのが外部ストレージ連携したフォルダです。
#まとめ
この機能は、ownCloudの初期の頃から提供されている機能で、非常に人気がある機能です。よく、「iPadやスマートフォンでファイルサーバ内のファイルを見たい」なんて時に、提案できます。また、Nextcloud内にはファイル自体は保存しない(DB上にメタデータだけ登録している)ので、Nextcloudのローカルディスクはほとんど使わなくさせ、ファイルサーバ連携をメインにするお客様も多いです。
この記事は、スタイルズ社のNextcloudサイトにも公開しております。