API Monitor は無料で使えるライブラリ呼び出しを監視するソフトウェアです。プログラムがライブラリの関数を呼び出す際の引数や戻り値を解析することができます。ここでは 18 歳の新入社員向けに API Monitor のインストール手順を説明します。
API Monitor の目的
API Monitor は以下のような用途で使われます。
ライブラリのデバッグ
プログラムのライブラリ呼び出しが期待通りに動作しているか、予期しない動作やエラーが発生していないかを確認するのに使用できます。
APIの監視
ソースコードのないプログラムの動作を解析する際、プログラムがどのライブラリを呼び出し、どのようなデータを処理しているかを明らかにするのに役立ちます。
セキュリティ分析
マルウェアや悪意のあるプログラムがシステムのどの部分とやりとりをしているか、どのような行動を取っているかを特定するために使うことができます。
ソフトウェアの内部構造を解析し、動作原理を特定する行為は、リバースエンジニアリングと呼ばれます。商用ソフトウェアは使用許諾契約書でリバースエンジニアリングを禁止していることがあります。他人のソフトウェアをリバースエンジニアリングすることは避けましょう。
API Monitor のシステム要件
API Monitor は以下の環境で動作します。
- オペレーティングシステム:Windows 2000, XP, Vista, 7, 8 以降
- 対象API: C言語で書かれた Windows のダイナミックリンクライブラリ
ここでは API Monitor V2 Aplha r13 を例にして Windows 11 へのインストール方法を紹介します。
API Monitor のインストール手順
ダウンロード
API Monitor のダウンロードページにアクセスし、「API Monitor v2 (Alpha-r13) - x64 64-bit」のリンクをクリックします。
http://www.rohitab.com/downloads
インストーラの起動
ダウンロードが完了したら、ファイルをダブルクリックし、インストーラを実行します。
セットアップ画面の確認
インストーラのセットアップ画面が表示されたら、「Next」をクリックします。
ライセンスの確認
ライセンス契約の内容を確認して、「I accept the terms in the license agreemt」を選択し、「Next」をクリックします。
インストールタイプの選択
インストールタイプの選択が表示されたら、「Next」をクリックします。
インストールの開始
インストーラのセットアップ画面が表示されたら、「Install」をクリックします。
ユーザーアカウント制御の確認
ユーザーアカウント制御が表示されたら、「はい」をクリックします。
インストールの終了
ファイルのインストールが完了したら、「Finish」をクリックします。
以上でインストール作業は終了です。