1. 初めに
- AWSエンジニアとしての自己研鑽の一環として、資格取得にチャレンジしている。データベースまわりの知識レベルが微妙なので、「AWS Certified Database - Specialty」にチャレンジしつつ基本的な知識習得を行うことにした。
- 資格取得前知識レベル: ちょっとしたWordpressとかRedmine用に、時々RDSを立てているくらいのレベル。
2. 勉強法
2.1 先人の体験記
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まずは合格体験記で勉強の仕方の流れを確認するとともに、「自分も取るぞ」、というモチベーションを高めた。
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RDS、Aurora、DynamoDB あたりのよく使われるサービスをメインに、その他ElastiCache、NeptuneなどDB系一式も勉強しないといけなさそう、ということが分かった。
2.2 Exam Readiness: AWS Certified Database - Specialty
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「Exam Readiness: AWS Certified Database - Specialty」 は、AWS(公式)が提供する、この認定試験についての出題範囲の説明サイト。ログインすれば誰でも見ることができる。コースの所要時間3.5時間ということで、気軽に始めてみる。
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2021/5時点では、コンテンツが日本語されていないこともあり真剣に読むのもしんどいので、内容を流し読みした後、サンプル問題を解いて雰囲気を確認した。RDS、Aurora、DynamoDBあたりを頑張らないといけないことを再確認した。
2.3 Udemy
- 正攻法として、Udemyの講義系コンテンツを視聴して概要を理解後、練習問題系コンテンツをやって知識の確認、定着を図った。
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[NEW] Ultimate AWS Certified Database Specialty 2021
- 講義系コンテンツは2021/5時点ではUdemyにはこれしかなさそう。
- RDS, Auroraはもちろん、DocumentDB、Neptuneなどの新しめのサービスや、SCT、DMSなどの移行ツールの説明もあり、試験範囲が一通り網羅されている。
- 各サービス毎に簡単な確認問題あり。(この確認問題だけだとちょっと試験は厳しい)
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Practice Exam | AWS Certified Database Specialty
- 上の講義コンテンツの練習問題編。練習問題が65問。
- 各問題の解説(選択肢が正しい理由・間違っている理由)、AWSのドキュメントのどこを参照すればよいかなどの説明あり。
- ほぼ間違えなくなるまで数回繰り返し実施。
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AWS Certified Database Specialty Practice Exams
- 念のため別の問題集も実施した。100問収録。こちらも問題ごとにきちんとした解説あり。
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2.4 実機確認
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試験に出るとされるAWSサービスについて、普段あまり触っていないものを中心に、改めてチュートリアルレベルの動作検証を行い、どんなことができるかを確認した。
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実機確認の効果として、作業時にマネコンの画面などを一通り見るので、どんな設定項目があるのか、どういう構成が取れるのかなどの理解を自然に深めることができた。
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一部の検証結果については忘れないように Qiita 記事化した。
3. 受験
結果: 合格(780点) ※750点以上合格
- 結構ギリギリになってしまった(後数問間違えていたらダメだった)。「これ何言ってるか全然分からない」というのはあまりなく、割と自信を持って回答したつもりだったが、知識の精度不足があった。
4. 所感
- 目標準備期間2か月としていたが、結局2.5か月くらいかかってしまった。学習方法の効率化など引き続き模索したい。
- この試験はあくまでデータベースのインフラ的な内容(バックアップ・リストア、障害対応、冗長化、暗号化など)を中心に問われるものであり、中身のデータの操作(SQL文など)はあまり問われず、その辺がそんなにできなくても資格は取れてしまうため、今一つ「データベースが使えます」と言える気にはなれていないが、基礎ができたと思って引き続き深堀できるようにしていきたい。