はじめに
ご覧いただいた方は、Oracle APEXを用いて画面開発を行っており、開発に苦労されている方かと思います。
本記事では、選択肢のあるアイテム(LOV)の作り方について記述したいと思います。
※本記事は全て日本語表記で翻訳されている名称を用いています。
結論
- OracleAPEX上に用意されているLOV専用アイテムを使用することで実装可能となります。
今回は2つの手法を記述させていただきます。
選択肢付きアイテム(LOV)の作り方について
前述した通り、2つの手法について記述致します。
1.DBに格納されたマスタデータから選択肢を作り出す方法
2.好きな値を選択肢として作り出す方法
※1.の手法は同一アプリケーション上で流用出来るものとなります。
DBに格納されたマスタデータから選択肢を作り出す方法
まずは、選択肢を取得する設定を行いたいと思います。
1-1.画面右上の「共有コンポーネント」を選択します。
1-4.「名前」と「タイプ」を設定します。ここでは、「Dynamic」を選択してください。
1-5.参照するテーブルを指定します。(今回はSQL文を使用して選択肢を取得する)
1-6.「戻り列」と「表示列」を指定します。
戻り列:選択肢から選んだ内容が内部で振られている値
表示列:選択肢として画面上で表示される値
以上で、選択肢取得(LOV)の設定は完了となります。
最後は、画面上に表示するアイテムへ作成した選択肢(LOV)を設定して完了となります。
「タイプ」と「LOV」に以下の図のような値を設定します。
「LOV」には1-6までに作成したものを選択します。
設定後の画面
実際の画面で確認してみましょう。
先ほど選択肢を取得するためのSQL文の結果が表示される形となります。
好きな値を選択肢として作り出す方法
このやり方にはさらに2種類の手法があります。
2-1.LOV上で選択肢を手動で設定する方法
2-2.アイテムに直接選択肢を手動で設定する方法
LOV上で選択肢を手動で設定する方法
1-3.までは同一の手順となります。
2-1-1.「名前」と「タイプ」を設定します。ここでは、「Static」を選択してください。
2-1-3.画面上に表示するアイテムへ作成した選択肢(LOV)を設定して完了となります。
「タイプ」と「LOV」に以下の図のような値を設定します。
「LOV」には2-1-2までに作成したものを選択します。
アイテムに直接選択肢を手動で設定する方法
※設定したアイテムにしか使用できない為、様々なアイテムで使用したい場合は、2-1.の手法をおススメします。
2-2-1.特定アイテムの「LOV」-「タイプ」を「静的値」に設定して、「表示値」と「戻り値」を指定します。
設定後の画面
実際の画面で確認してみましょう。
先ほど手動で作成した選択肢が表示される形となります。
おわりに
本記事では、OracleAPEXで選択肢付きのアイテム(LOV)の作成方法について記述させていただきました。
本記事が、どなたかの役に立てたのであれば幸いです。
本記事をご覧頂き、ありがとうございました。